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 続編ニュース 45号                    2004.6.2

 ◆目次◆
     編集前記
山口実践に学ぶ    毛利 豊先生の原稿
     整理表
 
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 ◆編集前記◆
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こんにちは。ニュース45号をお届けします。

毛利先生は、この他に、片桐実践に学ぶについても修正をなさっています。澤野先生も、まもなく修正原稿が送信されてきます。お二人の原稿を、合わせて明日のニュースで紹介します。
 これにて、すべてのすべての原稿が、集まったことになります。
 
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 ◆山口実践に学ぶ(18号に掲載)◆毛利 豊先生の原稿
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 この実践は、群読などのパフォーマンス各種を立
ち上げることで「集団づくり」を進めた報告である。
 そこで、その総体にそって検討したい。
 学ぶことの第一は、学年集会での学期末総括を、
学級代表個人の思いから、学級班長会や学級会をく
ぐらせることによって、集団の総括にした点である。
 その過程自体が、学級の生徒一人一人に自らを省
みる意識を育てただろう。
 第二は、表現形態の多彩さである。
 一人の話だけから集団による群読・寸劇・紙芝居・
合唱などへと発展させている。子どもたちを豊かな
文化活動の担い手に育てる機会としている。
 これらは、その後、多彩な集団文化活動(学級じ
まい活動)を生み出し、スライドショー(学年じま
いの会)に発展した。さらに、二学年に進級しての
レク大会(学年びらき)は、やがて三年生になった
暁には、おそらく生徒会主催の多種多様な全校文化
活動へと向かうことが予想される。
 第三は、群読を寸劇と組み合わせた点である。
 声の文化である群読を、身体表現と組み合わせて、
ふくらみのある味わいを出している。うんと表現を
切り詰めた静止画演技と組み合わせることもあるか
もしれない。声だけの群読は、他の活動との相性も
良く、合唱・映像・演技など、いろいろな取り合わ
せが可能だと教えられた。
 友紀は台本づくりに手間取ったことを惜しんでい
る。まず各班から思い出の名場面を出させ、その練
習と同時展開で、それらをつなぐ群読台本づくりも
進めると、もっと時間が生みだせると思われる。
 第四は、細かな配慮がなされている点である。
 発表前の十分間の最終打ち合わせとリハーサル、
声の大きい子どもの配置、分読の多様性など、実践
上は必要となる細心の気配りが、随所にしてある。
 これでシンプルな群読が力強く成功したのだろう。
 文化活動とかけ合わせて自治的集団を育て、子ど
もを主人公にする全校集団づくりの創造である。

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◆整理表◆ 書名「続・群読」(最終検討中)整理表に間違いがありましたら、お知らせください。
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数字は掲載ニュースの号数、( )は学ぶ *は音なし ●は音あり 

  はじめに        ・・・ 重水 健介 27
目次 ・CD目次    ・・・ 編 集 部
群読に使われている記号 ・・・ 編 集 部
  
T さまざまな場での群読活動

 第1章 授業のなかで使われている群読

 小学校 低学年 ● 伏見かおり21(坂尾35)
         * 吉田  靖11(重水39) 
         ● 深沢 英雄38(澤野) 
     中学年 * 加藤 征子26(坂尾43)   
         * 深澤 五郎31(澤野)
     高学年 * 糸井 利則33(片桐42)
    中学校 ● 毛利  豊8(重水12)
    高 校 * 片桐 史裕14(毛利27)

 第2章 学級・学年・全校活動の中の群読
    
     小学校 ● 日置 敏雅12(片桐42) 
         ● 長塚 松美35(坂尾39)
         * 古関 勝則25(澤野)
  ● 福澤 紀子37(澤野) 
         ● 馬見塚昭久22(片桐40)
         ● 川崎 瑞枝14(毛利44)
     中学校 * 山口  聡18(毛利45) 
         ● 荻原   啓10(重水42)
    


 第3章 教師たちの群読 
     
         ● 澤野 郁文23(片桐40) 
         ● 河野 邦房32(澤野)

 第4章 地域での群読
         ● 新田 茂子19(毛利44) 
         ● 海上 和子37(重水43)


U 資料 群読脚本   

            家本 芳郎  
          ● 坂尾 知宏20
          ● 秋元 紀之17
          ● 上村 弘17
          ● 海上 和子28    
          * 松本 順子34    
          ● 加藤 恭子34

終わりに 〜「日本群読教育の会」へのおさそい・・・・・・・毛利 豊36
 

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***2004.7.29 東京日本青年会館 第3回群読大会を成功させましょう****

 重水 健介(日本群読教育の会事務局)

  日本群読教育の会 http://gundoku.web.infoseek.co.jp

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