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 続編ニュース 28号                          2004.5.4
 
 ◆目次◆     
 V 資料 群読脚本 「なのだ ソング」    海上 和子先生の原稿 
    終わりに〜「日本群読教育の会」へのおさそい〜 毛利豊先生の修正原稿
    整理表

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こんにちは。続編ニュース28号をお届けします。
海上先生の原稿を拝見して「群読の脚本化に適する詩」というものがあるなあと、思いました。そのへん
を自分の中で整理してみようと思います。「U実践のポイント」でも、そこにふれて書かれています。

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 ◆海上 和子先生の原稿 ◆ V 資料 群読脚本 「なのだ ソング」  
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<解説>
 この詩に出会ったのは、朗読の研究会であった。その会で練習する機会はなかったが、「吾輩は猫である」のネコの表情をおもいおこさせた。人間をネコに置き換え、ユーモアたっぷりの人間讃歌ととらえ、群読で表現してみたいと思った。さっそく、群読形式にアレンジして、人生経験豊かな方が多い逸見群読の会でとりあげた。


<読み手>
 会員が16名であるので、単純に32行を2行ずつ分担して、ソロを16までとした。人数によって一行ずつ分担することもできるし、連で分けてソロを4名とすることも可能である。

<演出ノート>
@一語ずつ、つぶだてて堂々と読む。
A間を十分取ることによって、次の出だしをより際立たせる。
B各行のもつ意味合いをとらえ、たたみ掛けるように読むか、ゆったりと読むかしっかり区別する。 


(群読脚本)

なのだソング     井上ひさし 作      海上和子 編

《省略》


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 ◆終わりに 〜「日本群読教育の会」へのおさそい 〜  毛利豊先生の原稿(第2稿)◆  
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 本書に収められた群読の実践記録をお読みになって、読者のみなさんは、どう思われただろうか。本会の前著『いつでもどこでも群読』は、好評のうちに、初刷分を1年も経ずに完売した。読者からは、「どの実践もとてもレベルが高い」「非常に充実した内容だ」と賛辞をいただいた。しかし同時に「群読は難しいもの」「かくあらねばならぬもの」と固定観念をもった人もいるのではないかと危惧する。「群読」は、けっして難しいものではない。「複数の人間が群れて声を出せば、それはすなわち群読である」これくらい楽に考えた方がよい。群読はまだ歴史が浅く、私たちも、迷い、手探りしながら試行錯誤をくり返している。この先、どう生成発展し、形態・領域・応用・機能などが変化拡充して行くか
は、未知数である。みなさんも本会に参加され、私たちと共に創造の旅に出てみませんか。

《日本群読教育の会》
◇参加資格・義務―群読に興味のある人なら誰でも自由に参加できます。
         会費・入会金などは「無料」。義務等も、いっさい「無し」。
◇会員の特典― @情報満載のお得な「会報」や「通信」が、メールにて不定期に送られてくる。
        A本書のような実践記録集の執筆に、毎年、立候補できる。
        B大会参加費等が、割引になる。
◇入会方法―   メールなどで、HP・代表・事務局長・会員などに、入会の意志と自分の氏名・
         連絡先を知らせるだけで、完了。
                 
                日本群読教育の会 常任委員・古典研究部部長   毛利 豊


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***2004.7.29 東京日本青年会館 第3回群読大会を成功させましょう****

 重水 健介(日本群読教育の会事務局)

  日本群読教育の会 http://gundoku.web.infoseek.co.jp

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