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 続編ニュース 26号                          2004.5.3
 
 ◆目次◆     
 編集前記
    会員の方からのお便り 
    加藤 征子先生の原稿    
    整理表

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 ◆編集前記◆
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こんにちは。続編ニュース26号をお届けします。あと少しで、原稿がそろいます。執筆者のみなさん、よろしくお願いします。

編集部では、このあと「実践に学ぶ」の執筆に取りかかります。また、すべての原稿を精密に見て頁数の予測を立てます。

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 ◆お便り◆
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21号、とても具体的で分かりやすかったと思いました。長塚先生の独自の群読作品集は、参考になるような気がしました。

22号、澤野先生のは、わたしでも、こうしたら創っていけそうだと、思ったほど、こまかいところまで。具体的でした。「もちもちの木」もとても面白いものでした。

23号、澤野先生の先生の群読は、「カッコいい」とこどもたちは思ったことでしょう。自分たちもそうなりたいとおもったことでしょう。

書名案ですが「みんなで群読」はどうかと、ちらりと思いました。

24号、古関先生の「羽ばたけ6年生」は、土のかおりがして、とてもいい作品だと思いました。これは、こういう作品があるのでしょうか?

・・・・・・古関先生にお聞きしたところ、古関先生と5年生の子どもたちによるオリジナル脚本ということでした。(編集部)


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 ◆加藤 征子先生の原稿◆   第1章  授業のなかで使われている群読  小学校  中学年
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子どもたちが大好きなお話「ガオーッ」を群読で楽しんだ
          東京都港区立高輪台小学校教諭 加 藤 征 子
                       
(解説)
 今は載っていないが、10年ほど前の光村図書の国語の教科書に載っていた、斉藤洋作「ガオーッ」が私が大好きで、3、4年生を担任すると必ず教材として活用した。音読したり劇化したり、1年生を迎える会で演じたところ大好評を得た。子どもたちもこの話が大好きになり、お楽しみ会や学級発表会など何かにつけて劇や朗読などの形で行うことが多かった。
 以前の学級では、「劇にするから」とか「朗読+劇にするから」と先に私の方で言ってやってきたのだが、最後の授業ということで、何も言わずに教材を渡したのであった。
 授業で詩や昔話などを二人読みや群読の形式で少しの時間ではあるが、毎日やってきた。そのせいか、教材の「ガオーッ」を渡して一人読みをさせたとき、子ども達から「朗読劇にしよう」とか「劇にしよう」というような声が返ってきた。そこで、私から群読で読もうと4年生の子どもたちと取り組んでみた。音読の役割読みや劇化でも起こることだが、ライオンやクロヒヨウの言葉が長いので、やりたい希
望者が多くて配役決めが大騒ぎになるが、これも楽しみの一つである。

(読み手)
ナレーター1、2、3、4 各1人
ライオン
クロヒョウ
 アンサンブル1、2 各5人
 子ども1、2、3 各1人
先生
コーラス 10人

(群読脚本)                                       ←

ガオーッ              斉藤 洋 作 (高輪台小学校4年2組と加藤征子編)

《省略》



(発展)
 詩や昔話などと違い、群読化で面白いアンサンブルやコーラスの掛け合いなどが少ない作品で、群読のおもしろみはあまり無いと思うが、とにかくこの作品は子ども達や私が大好きなので、続けていきたいと思っている。
 いつも群読や劇化をすると、保護者会のある日に保護者に1時間早く来て貰い、保護者に発表するようにとしていた。聞いてもらう相手があるということは、子ども達の励みにもなるからである。しかし、今回は学年末で日数もなく、機会もなかったので、私がビデオに撮り、そのビデオを全員ではないが希望者の各家庭に回して見てもらった。最近は、学芸会のような発表の機会が少なくなってきているが、学習発表会ということで、国語の学習の発表で群読をすることができる。いろいろな機会に群読を取り上げていければと思っている。


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***2004.7.29 東京日本青年会館 第3回群読大会を成功させましょう****

 重水 健介(日本群読教育の会事務局)

  日本群読教育の会 http://gundoku.web.infoseek.co.jp
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