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 続編ニュース 24号                      2004.5.1
 
 ◆目次◆     
 長塚 松美先生の修正原稿 
    整理表

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こんにちは。続編ニュース24号をお届けします。前号紹介の長塚先生から、さっそく修正した原稿が
届きました。ありがとうございます。
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 ◆ 長塚 松美先生の 修正原稿  第2章 学級・学年・全校活動の中の群読  小学校  ◆
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『朝の会の日替わりメニューの一つに群読を…』 神奈川県横須賀市森崎小学校 
  長塚 松美

〈 解説 〉
 持ち上がりの6年生の学級である。昨年度夏休みに、8ページ13作品の『群読集』を作り、夏休み明けにクラスの子どもたちにプレゼントした。(写真参照) この『群読集』を毎日の持ち物にし、朝の会で取り組むことにした。初めのうちは毎日群読を行った。
 日直は、「きょうは『きりなしうた』を読みます。1・2・3班はAの部分、2・4・6班はBの部分、題名と作者名は全員で読んでください」というように、指示する。AとBのかけ合いは、ときによって、奇数班と偶数班に分かれたり、男女で分かれたり、日直とみんなに分かれたり…いろいろアレンジできる。しかも、それ程分担の指示に手間がかからず力量もいらない。
 13編の中には「寿限無」「かたつむり」のように、分担が複雑な作品も盛り込んだが、お手軽なAとBのかけ合いの作品をどうしても日直は選ぶ。それでもよい。複雑な作品は、教師が何らかの機会に提示してあげればよい。
 提示するときに印刷物をあげるのでなく、『群読集』として持っていれば、提示したときに入りやすい。なぜならば、全員ではないまでも、多くの子どもが家庭自由学習で音読して来る。宿題にしなくても、自然に取り組んでくれる。
 群読に慣れ親しんでくれることが、ねらいの一つだから、この方法はいける!と思っている。しかし、毎日毎日『群読』だと、飽きてしまいそうな気配を感じたので、作品を増やしてみた。 
 また、持ち上がった今年度の朝の会のメニューは、班個人日直制の中で、班として受け持つ3日間、『群読』『歌』『リコーダー』の中から選んで、3種類のメニューを必ず行うことを義務づけてみた。もちろんそうするからには、日直の計画を事前に検討させる。計画の中で、『群読』を選択する際、具体的にどの作品にするかも検討されるようになる。そうなればしめたもの、難しい作品にもチャレンジしてくれるようになってきた。
 今回は、18作品の中で最近取り組んだ「教室はまちがうところだ」を掲載してみた。

〈 読み手 〉
ソロ1は1班の一人…というように、班内で分担
@は1班Aは2班…というように、ひと班ずつ担当

〈 脚本 〉
教室はまちがうところだ 原作 蒔田 晋治     長塚松美 編

《省略》


〈 発展 〉
さらに『群読集』の作品を増やしてあげようと思う。そして、班ごとに発表会を開いてみよう。聞き合い、評価し合う中で、お互いを磨き高めていきたい。こうした群読の実践は、わたし自身の指導の力量も高める一つの手だてとなるに違いない。

*『群読集』に盛り込んだ作品
・まいった、まいった
・きりなしうた
 ・なんておもったら
 ・ほんとだよ
 ・寿限無
 ・やまのくちぶえ
 ・あかさたなのうた
 ・きのうのあしたはなんだっけ
 ・そうだ村の村長さん
・ヤダくん
 ・なまけ忍者
 ・かたつむり
 ・はやく はやく

・教室はまちがうところだ
 ・テキパキパキッこ
 ・一丁目のいっちゃん
 ・早口ことばのうた
 ・はこあけのうた


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***2004.7.29 東京日本青年会館 第3回群読大会を成功させましょう****

 重水 健介(日本群読教育の会事務局)

  日本群読教育の会 http://gundoku.web.infoseek.co.jp
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