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 続編ニュース 16号                         2004.4.19

 ◆目次◆     
    編集部より
    写真がありましたらお送りください
    録音はCD−ROMも可 
    深沢英雄先生の原稿    
    実践のポイント「わらべうた」
    文体と表記の統一のお願い(再掲)
    整理表

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 ◆編集部より
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みなさん、こんにちは。続編ニュース16号をお届けします。4月もあと2週間足らずとなりました。
実践報告執筆者のみなさん。脚本をご提出いただくみなさん。研究部のみなさん。追い込みです。よろしくお願いします。

なお、14号で川崎瑞枝先生の原稿の紹介をしましたが、表記を川端瑞枝先生としていました。お詫びして訂正します。川崎先生すみませんでした。

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 ◆写真がありましたらお送りください
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実践記録に写真も載せたいと思います。群読の練習や発表場面の写真がありましたら、数葉お送りください。1葉でもかまいません。お送りいただいた写真は使用後お返しします。写真の集まり具合と紙面の余裕やレイアウトを考えながら、載せたいと思います。どこに、どの写真を使うかという点に関しては、編集部にご一任ください。



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 ◆録音はCD−ROMも可 
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 録音につきましては、上記の 高文研山本さんへ、カセットテープ(録音)かビデオテープ(録画)を送っていただくよう以前からお伝えしていますが、山本さんを通じて、CD制作会社の担当者に確認していただいたところ、CDROMに焼いたものもOKとのことです。
 添付ファイルでもいいけのですが、CD−ROMの方が確実ということです。したがってCD−ROMを郵送にて送っていただいてもかまいません。
 いま、山本さんのお手元に到着している録音は、毛利先生(富山)、日置先生(愛知)、川崎先生(宮崎)です。他の執筆者のみなさんもよろしくお願いします。


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 ◆深沢 英雄先生の原稿    第1章 授業のなかで使われている群読  小学校低学年
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脚本の部分に罫線がつけてあるため、メールに貼り付けられませんでしたので、ファイル(ワード)を添付しています。

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◆わらべうた実践のポイント
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 実践のポイントは、研究部で書くようにしています。各部の部長にお書きいただいた原稿を、部内で検討してまとめているところです。先日は、わらべうた研究部の長塚松美先生から次の原稿をいただきました。


U 群読指導のポイント  わらべ歌

1 まずは、『わらべ歌』って何?
 『わらべ歌』と言うと、子どもの頃におばあちゃんから教わった「ずいずいずっころばし…」や「一羽のカラスがカアーカアー…」などを思い出しませんか?
 路地裏で、年上のお姉さんから小さなぼうやまで、何人もの近所の子らが集まって遊んだときに歌ったり、火鉢でおもちを焼きながら昔語りの合間におばあちゃんが口ずさんでいたり…、そんな懐かしいにおいのするもの、それが『わらべ歌』
 近頃の若いおばあちゃんは、『わらべ歌』の一つも口ずさめないかな?それに、近頃では、同じ年齢の子、クラスのお友だちとしか放課後遊ばなくなった子ども達。遊ぶどころか、塾通いに忙しい子どもたちにとって、異年齢の関わりなんて、とんとご無沙汰って感じかな?
 同年齢の子ども同士の関わりだけだと、小さい頃は『わらべ歌』を知らずに過ぎてしまい、大きくなったら知らないものは歌えない、知っていても小学校高学年ともなれば、別の遊びで忙しい。つまりは、だれも『わらべ歌』という存在さえも口にしなくなってしまう。
 そんな寂しいことにならないように、教室に『わらべ歌』という文化を持ち込んでみませんか?

2 高学年なら『手遊び歌』も仲間に入れて!
『わらべ歌』の『わらべ』という響きは、小さな子、幼児というイメージですよね。高学年に『わらべ歌』を紹介しても、体を使って踊り出すにはちょっと無理があるかもしれません。
 そこで、手始めに『手遊び歌』もOKにしませんか?
例えば、「十五夜さんのおもちつき」などは、高学年でものりのりですよ。
 「十五夜さんのもちつきは、トッテンコトッテンコ、トッテントッテントッテンコ、さあこねてさあこねて、さあこねさあこねさあこねて、トーントーントントントン、トントントントントントントン」両手だけで遊べ、しかもふたりのかけ合いなので、人との関わりをねらうこともできます。
 「山寺の和尚さん」も最適です。じゃんけんの部分までは、子どもたち全員と教師が向かい合ってやれば、自然に心も開放されます。やがて二人ひと組でじゃんけんをして、勝ち負けがはっきりしたところで、次の段階に進みます。低学年でも高学年でも、楽しんでできる『手遊び歌』です。


3 どんな『わらべ歌』『手遊び歌』があるかしら? 
 忘れかけているけれど、一度は聞いたこと歌ったことがあるのではないかというものを紹介します。思い出して歌ってみてください。

「山寺の和尚さん」 やまでらの おっしょさんが かぼちゃのたねを まきました
            めがでて ふくらんで はながさいたら かれちゃって
            にんぽうつかって そらとんで
            ぐるっとまわして じゃんけんぽん

            とうきょうと にほんばし
            がりがり山の つねこさん
かいだんのぼって おりちゃって
かいだんのぼって おりちゃって
かいだんのぼって こちょこちょこちょ

「坊さん坊さん」   ぼうさんぼうさんどこいくの?  
わたしはたんぼへいねかりに
それならわたしもつれしゃんせ
おまえがくるとじゃまになる
このかんかんぼうずくそぼうず!
うしろのしょうめんだあれ?
 「てるてるぼうず」 てるてるぼうずてるぼうず あしたてんきにしておくれ!

 「いもむしごろごろ」 いもむしごうろごろ ひょうたんぽっくりこ

 「かごめかごめ」 かあごめかごめ かごのなかのとりは
            いつどこでやある よあけのばんに つるとかめがであった  
うしろのしょうめんだあれ?

「ゆびきりげんまん」  ゆびきりげんまん うそついたら はり1000ぼんのうます!


 「いちわのからす」  いちわのからすがカアーカアー │  いちわのからすがカアーカアー
にわのにわとりコケコッコー │ にわのにわとりこけこっこ
さんはさかながおよぎだす │ さんはさかながおどりだす
しいはしらがのおじいさん │ しいはしらがのおじいさん
ごうはごほうび ごくろうさん │ そらいちぬけろ
ろくはろっぱのはげあたま │ そらにいぬけろ
しちは七羽のしちめんちょう │ そらさんぬけろ
はちは はまべのしろうさぎ │ そらしいぬけろ
きゅうは ? │
じゅうは じゅうごやおつきさま│

 「くまさんくまさん」 くまさんくまさん まわれみぎ
            くまさんくまさん りょうてをついて
            くまさんくまさん かたあしあげて
くまさんくまさん さようなら

「ゆうびんやさん」 ゆうびんやさんのかばんから はがきが10まいおちました
ひろってください
            1まい2まい3まい4まい5まい6まい7まい8まい9まい10まい
ありがとう

「おちゃらか」 せっせっせえのよいよいよい
おちゃらかおちゃらかおちゃらかほい
おちゃらか かったよ おちゃらかほい
おちゃらか まけたよ おちゃらかほい
おちゃらか あいこで おちゃらかほい

「げんこつやま」 げんこつやまの たぬきさん
おっぱいのんで ねんねして
だっこして おんぶして
またあした

「たけのこ1本」 たけのこ1っぽんちょうだいな
            まだ めが でないよ
たけのこ2ほんちょうだいな
まだ めが でないよ
たけのこ3ぼんちょうだいな
もう めが でたよ
うらのはたけで とっといで

  「となりのごんべえさん」  となりのごんべえさん なみだをポーロポロ
ポロポロなみだを   たもとでふーきましょふーきましょ

                ふいたあとから    きものをあらいましょあらいましょ
あらったあとから きものをしぼりましょしぼりましょ
しぼったあとから   きものをほーしましょほーしましょ
ほしたあとから    きものをたたみましょたたみましょ
たたんだあとから   きものをしまいましょしまいましょ
しまったきものを ねずみがガーリガリガーリガリ
ガリガリきものを ぼろやにうーりましょうーりましょ
うったおかねで    おそばをツールツルツールツル

「あんたがたどこさ」 あんたがたどこさ ひごさ ひごどこさ くまもとさ
くまもとどこさ せんばさ せんばやまには たぬきがおってさ

                それをりょうしが てっぽうでうってさ
                にてさ やいてさ くってさ 
それをこのはで ちょいとかくす

  「はないちもんめ」  もんめもんめ はないちもんめ
かってうれしい はないちもんめ
まけてくやしい はないちもんめ
となりのおばさん ちょっときておくれ
おにがいるから いかれない
おふとんかぶって ちょっときておくれ
おふとんびりびり いかれない
おかまかぶって ちょっときておくれ
おかまそこぬけ いかれない
             あのこがほしい あのこじゃわからん
このこがほしい   このこじゃわからん
そうだんしよう   そうしよう
きーまった!
             ○○ちゃんがほしい ○○ちゃんがほしい
じゃんけんぽん

かってうれしい…

  「おべんとうばこ」 これっくらいの おべんとばこに
             おにぎりおにぎり ちょっとつめて
             きざあみしょうがに ごましおふって
             いちご さん
             にんじん さん
           しいたけ さん
             ごぼう さん
             あなのあいた れんこん さん
             すじーのとおった ふーき!

  「ともをよぼう」 にんじん だいこん かぶら  
             にんじん だいこん かぶら
             ごんべが たねまきゃ  からすが ほじる
             たねまいちゃ やすみ  たねまいちゃ やすみ
             ぐるっとまわって  ともをよぶよ

4 先生がやって見せて、楽しさを教えてあげましょう! 
 恥ずかしがらずにやって見せてあげてください。こんなに楽しいよ。気持ちいいよ。と、笑顔でやっ
てあげることが第一歩です。
そして、子どもたちといっしょに、みんなで楽しみましょう。

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◆文体と表記についてのお願い
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◆文体◆

 原稿の文体を、昨年の本と同様に、「・・・である」「た」調に統一したいと思います。
 現在執筆中の方は、文末をそのようにお書きください。

★なお、すに原稿をご提出いただいた方で、「です」「ます」調でお書きの方は、たい
 へん恐縮ですが、「である」「た」調にお書き換えの上、再度送信をお願いします。


◆表記統一表◆
 表記は次のようにお願いします。

……。」 → ……」


あう → 合う 会う
あらわす → 表す 現す
あやまる → 謝る
憧れ → あこがれ
いっしょに → 一緒に
いま→今
色々→いろいろ
噂 → うわさ
得る → える
行う→行なう
大人→おとな
  

(〜し)難い→がたい
関わる → かかわる
声掛け → 声かけ
気に掛かる → 気にかかる
気が済む → 気がすむ
 奇麗・綺麗→きれい 
決して → けっして
頃 → ころ
事 → こと
子供→子ども
子ども達 → 子どもたち
下さい→ください
クラス → 学級


さがす → 探す 捜す
些細 → ささい
淋しい → 寂しい
様々 → さまざま
座席かえ → 座席替え
すすむ → 進む
素晴らしい→すばらしい
しかる → 叱る
実は → じつは
全て → すべて


(〜し)出す→だす
単に → たんに
例えば → たとえば
大抵 → たいてい
大変 → たいへん
但し → ただし
誰 → だれ
ちがう→違う
ちから → 力
都度 → つど
作る → つくる
付きあう → つき合う
付く → つく
出来る→できる
でる → 出る
出来事 → できごと
時→とき
取り組み → とりくみ
取る → とる
捉える → とらえる
友達 → 友だち


名乗る → 名のる
中で → なかで
乗る → のる


始め → はじめ
初めて→はじめて
始めに→はじめに
話しあい → 話し合い
ひとつ→一つ
ひとり → 一人
一人一人 → 一人ひとり
褒める・誉める → ほめる
程 → ほど
僕 → ぼく 


先ずは → まずは
まじわる → 交わる
間違う→まちがう
周り → まわり
みとめる → 認める
面倒 → めんどう
勿論 → もちろん


優しい・易しい→やさしい
良い → よい


わかる → 分かる
我が儘 → わがまま
わがまま一杯 → わがままいっぱい
私→わたし


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***2004.7.29 東京日本青年会館 第3回群読大会を成功させましょう****

 重水 健介(日本群読教育の会事務局)

 日本群読教育の会 http://gundoku.web.infoseek.co.jp
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