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 続編ニュース 09号                2004.2.23.

  ◆目次◆     
    編集前記
    会員の方からのメール
    新執筆者のご紹介
    群読ワンポイントレッスン 4 「声のものさし」
高校の部の執筆立候補、自薦・他薦ありませんか
    整理表
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 ●編集前記
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こんにちは。お元気ですか。学年末を迎え、何かとご多忙のことでしょう。続編ニュース8号を2月18日に送信しましたが、1行あたりの字数がそろっていなかったり添付が開けなかったりと意見がありましたので、今回はメールに貼りつけてお届けします。

執筆者の方には、原稿の方はいかがでしょうか。ご多忙の中ですが、ぼちぼちすすめてくださいね。4月末日が締め切りですが、早ければ早いほど歓迎します。学年末は、何やかやと、あわただしく過ぎますので、余裕を持っておすすめください。

先週末の2月21日(土)に、鹿児島にて群読学習会を行いました。鹿児島群読教育の会の村末勇介先生、吉村久仁子先生、鹿児島県教職員出版の鳥飼美竿さんはじめ、実行委員のみなさんのご尽力で成功裡に終了しました。本会からは代表の家本芳郎先生、常任委員の澤野郁文先生、事務局から重水が参加しました。お疲れさまでした。ありがとうございました。

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 ●会員の方からのメール 「『古典』に創造性はあるだろうか」にかんして
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さっそくご意見をお寄せいただきました。ありがとうございました。

★よくわからないところもありましたが、毛利・片桐・重水先生方の古典群読教育論議とても面白く拝見しました。ちょっと違いますが、観阿弥の「風姿花伝書」でのべている教育方法を思い出してしまいました。

★私も古典群読の指導について、お話が聞きたくなりました。古典群読っていうのは、中学生以上からではないと指導できないものなのでしょうか?ニュースを読んで、小学生からでも中学校につなげる何か指導があるのではないかという気がしました。(普段の子どもの様子を見ていると)それで、古典というのは、小学校で親しませてもいいのではないかと思いました。小学校の低学年では低学年の、高学年では高学年の古典の親しませ方があるのでは? 私は、古典について詳しくないので、どういうものがあるのか知りません。小学校から中学校へつなぐ何かがあるといいなあと思いました。

(編集部)
どなたか、小学校で、古典に取り組まれた方はいらっしゃいましたら、その内容や様子をお知らせください。

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 ●新執筆者のご紹介
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伏見かおり先生に執筆陣に加わっていただくことになりました。ありがとうございます。よろしくお願いいします。

 ★伏見かおり先生より★

 神奈川県で小学校の教員をしている伏見かおりです。今年は1年生の担任をしています。日々「にほんご」を習得している子どもたちに,群読をとおして是非みずみずしくいきいきとしたことばたちと出会って欲しいと願っています。わたしも子どもたちと一緒に実践を楽しんでいきたいを思います。どうぞよろしくお願いいたします。


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 ●群読ワンポイントレッスン 4 「声のものさし」
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 ただ「大きい声で読みなさい」というだけでなく、作品によってここはどれくらいの声の大きさで読んだらいいかなあ、と子ども(参加者)に考えさせることにより、作品理解が深まり、群読がいっそう豊かになります。

そういうとき、「声のものさし」をつくります。次のように、スケールをつくってみます。( Pは、
Phone・・・フォン・・・のP )

中学生向き
P1 自分にも聞き取れないようなかすかな声
P2 隣の人にもやっと聞こえるくらいの声
P3 隣の人にしか聞こえない声
P4 近くの2〜3人にしか聞こえない声
P5 ふつうの声。グループの人に聞こえるくらいの声
P6 静かな教室でみんなに聞こえるくらいの声
P7 騒がしい教室でみんなに聞こえるくらいの声
P8 体育館のみんなに聞こえるくらいの声
P9 グランドいっぱいに聞こえるすごく大きな声
P10天まで聞こえるような大きな大きな声

小学生向き
P1 自分しか聞こえない声
P2 友だちとふつうに話すときの声
P3 静かな教室でみんなに聞こえる声
P4 騒がしい教室でみんなに聞こえる声
P5 グランドのみんなに聞こえる声

こうして、作品の各箇所について、「ここはどの大きさで読んだらいいかな」と考えさせていきます。

*参考文献『家本芳郎と楽しむ群読CDブック』(高文研 家本芳郎先生著)


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 ●高校の部の執筆立候補、自薦他薦ありませんか
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会員の方で、高校の部の執筆立候補、自薦他薦ありませんか?
「高校での授業のなかで使われている群読」「教師たちの群読(校種を問わず)」「高校の学級・学年・全校活動の中の群読」がきまりません。

ご執筆いただける方はいらっしゃいませんか。会員の方で、高校の部の執筆立候補、自薦他薦ありませんか?これから学年末に、実践する予定の授業や行事を書くこともできます。 ぜひ、立候補してください。
 
執筆料は、原稿1編10,000円の買い取り制とします。Vの資料は1編ごとに1,000円とします。立候補のご連絡は、Tの第1章高、Vの脚本というようにお知らせください。

 原稿の書式は、1頁46字×17行です。
 内容としては、次の4点を書きます。
 1 解説:この群読を行うようになった経緯や場面設定の説明を書く
 2 読み手、演出ノート:何人で分読するか、群読で工夫した点を書く
 3 群読脚本:群読した脚本をそのまま載せる
 4 発展:群読によって授業や行事がその後、どう変わっていったか、また、学級・学年・全校にどのような成長がみられたかを書く。
 
ニュース8号の毛利先生の原稿をご参照ください。
 

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***2004.7.30 東京日本青年会館 第3回群読大会を成功させましょう****

 重水 健介(日本群読教育の会事務局)

 日本群読教育の会 http://gundoku.web.infoseek.co.jp
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