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日本群読教育の会 会報 82号 2007.3.25.
発行者アドレス
sakunayo@ngs2.cncm.ne.jp
日本群読教育の会
http://gundoku.web.infoseek.co.jp
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☆目次☆
★ 編集前記
★ 会員のみなさんの声
★ 北海道大会情報
・チラシ(申込書)を添付しました。
・澤野講座盛会理に終了しました
★ 楽しい群読1 〜こんな場面でこんな群読 学級びらきで〜
★ 日本群読教育の会の本「群読の技法」ができました
★ 群読講座の希望をお知らせください
★ 事務局より
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★編集前記
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お元気ですか。もうすぐ2006年度が終わります。
1年間のお仕事、ご活動、お疲れさまでした。しばし、ゆったりと過ごしたいものですが、春休み中も出勤で、なかなか休めません。でも休みましょうね。
2007年7月28日の全国大会(北海道大会)のチラシ(申込書)を添付しました。
画面をプリントアウトして書き込みファックスで申し込んでください。当会のHPからプリントアウトすることもできます。
北海道大会は、定山渓温泉で開きます。札幌から車で1時間以内にいけるところです。とてもよい環境です。
2月23日には澤野郁文先生を講師に迎えて第2回群読学集会、現地実行委員会を開きました。加藤恭子実行委員長、荻原啓副委員長をリーダーに、北海道の会員のみなさんのご努力で着々と準備がすすんでいます。
会員のみなさま、ぜひ、北海道大会にご参加ください。わたしは大会申込みをしました。学習前後には北海道観光を兼ねて、ご家族やお仲間で、ぜひ、ご参加ください。
会報はみなさまのお手元に届いていますか。「届いているよ」とのご連絡を頂くと、安心します。また、近況等お知らせいただくとたいへん励みになります。よろしくお願いします。
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★会員のみなさんの声★
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◆兵庫 深沢英雄さん
会報ありがとうございます。群読の本 実践シリーズ〜すぐ使える群読の技法〜刊行おめでとうございます。さっそく買い求めます。いい内容ですね。また、毛利先生の日本国憲法の群読のCD化とても大事なお仕事をされたなとおもいます。今のような情勢の中で、貴重な取り組みです。発売が楽しみです。 ご苦労さまです。
◆栃木 山中伸之さん
いつも楽しくためになる会報をありがとうございます。81号を拝受いたしました。
今年度は全校で群読に取り組みました。創立30周年記念式典でも群読を発表しました。卒業式の別れの言葉にも群読を入れてほしいと校長から頼まれています。
まがりなりにも群読の実践ができたのは家本先生をはじめとする皆様からのお教えがあったからでした。こころから感謝しております。ありがとうございました。あまりお手伝いもできずに心苦しく思っておりますが、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
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★2007北海道大会情報
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◆今年の全国大会は北海道です。2007年7月28日(土)
北海道定山渓温泉で開きます。ご予定を今からあけておいてください。
と き 2007年7月28日(土) 9:00 〜 17:00
ところ 万世閣ホテルミリオーネ(北海道札幌市南区定山溪温泉東3)
◆大会の申込みをしてください。
添付した申込書をプリントアウトした上、必要事項を書き込んで、ファックスで送ってください。
◆澤野講座盛会理に終了しました
2月23日には澤野郁文先生を講師に迎えて第2回現地群読学集会を開きました。
盛会理に終了しました。北海道のみなさん、事前の準備や計画、当日のお世話、ありがとうございました。
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★楽しい群読1 〜こんな場面でこんな群読 学級びらきで〜 重水健介
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新年度の教室に入ったときだった。子どもたちは新しいクラスに戸惑っていた。
そんな中、子どもたちといっしょに群読をした。詩は模造紙に書いていた。それを黒板に貼った。
(1)一人では乗り越えられないことがある。
(2)不安や悩みにつぶされそうなときがある
(1)でも〔 a 〕をあわせれば
(2)何かがきっとできる。
(3)そのための〔 b 〕がいる
(3)さあ、きょうからいっしょに進もう
という詩を示し、〔 〕に入る言葉をみんなで考えた。子どもたちは、aに「みんなの力」、bに〔仲間〕にという言葉を入れた。
そこで完成した詩をわたしが範読した。気持ちを込めて大声で読んだ。
その後、わたしが1行読み、そのあとを追うように子どもたちが読んだ。(連れ読み)
次に全員で斉読した。
次は、(1)は男子、(2)は女子、(3)は全員と分担して読んだ。四回目には(1)と(2)の男女を逆にして読んだ。読みながら「元気のよい大きな声が出てきました。とても上手です」とほめた。
声はますます大きくなっていった。時間にして10分程度だった。
いっしょに声をあわせて読みながら、子どもたちの表情がやわらかくなり、仲間意識が育つことが実感できた。
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★日本群読教育の会の本「群読の技法」ができました
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日本群読教育の会では。出版活動もしています。これまで、高文研のお世話で、『いつでもどこでも群読』『続・いつでもどこでも群読』を刊行しました。現在は《群読》実践シリーズを計画し、これまでに
『ふたり読み』、『学級活動・行事を彩る群読』を出版しました。このシリーズの最新本が高文研から出版されました。群読の技法に焦点を当てた本です。
本書の刊行にあたって高文研の山本邦彦さんにたいへんお世話になりました。山本さんからの本書を企画された声をご紹介します。
群読と一口にいっても、群読を楽しむにはやはり技と法則が必要です。《群読実践シリーズ》の3冊目は、群読の技法に焦点をあてました。
群読の技法については、群読のバイブルといっても過言ではない家本芳郎先生の『群読をつくる』の中でも、大きな比重をしめて述べられています。
今回は群読=分読の技法と表現の技法にしぼって、日本群読教育の会の事務局長・重水健介先生がそれぞれの技法の解説と、その技法を使った脚本例をそろえ、その脚本を日本群読教育の会の有志が群読をして、その音声をCDにしました。いわば日本群読教育の会が、総力をあげて創った本です。
2006年12月23日、冬休みに入ったばかりの年末に東京・神楽坂で録音作業を行いました。首都圏ばかりではなく、北海道、東北、東海、北陸、九州から参加してくださいました。日常的に群読に親しんでいる方たちであるし、夏の全国研究集会などで顔合わせ、声合わせもしています。さらに脚本は事前にメールで送られています。強行スケジュールでしたが、役割分担、練習、録音、基本から応用までトントントンと進みました。
録音作業に立ち会ったり群読の研究会に参加すると、学校の先生は実にさまざまな複合的な力を兼ね備えているんだなあと、いつも実感します。群読がそんな魅力的な「力」を磨いてくれる要因の一つだろうと思っています。
高文研の出版物で「群読」が書名に入ったものは、この『すぐ使える群読の技法』で、10冊目になりました。夏に開かれる日本群読教育の会・全国研究集会に向けて新刊を出していましたが、今回は春の教育書のシーズンに刊行となりました。
年度末の行事はもちろん、新年度からもいろいろな場で、さまざまな技法を取り入れた群読の声が響くことを願っています。
(山本邦彦)
『《群読》実践シリーズ 〜すぐ使える群読の技法〜』―基本から応用まで― 【CD付き】
日本群読教育の会=企画 定価:本体価格1,900円+税
目次
・はじめに
・編集にあたって
*群読の特徴は分読
T 声の文化活動・群読
*一体感をはぐくむ群読
*協力性を育てる群読
*群読のたくさんの効用
U さまざまな群読の技法
1 役割り読み
2 ソロ・アンサンブル・コーラスの用法
3 漸増法(声の足し算)
4 漸減法(声の引き算)
5 乱れ読み
6 追いかけ
7 異文平行読み
8 異文重層法
9 バック・グラウンド用法
10 様式化
11 くりかえし。
12 移動/オーバーラップ
13 ストップ・アンド・リプレイ。
14 わたり
15 わり
16 誦導
17 交誦
V いろいろな表現の技法
1 高出し
2 修羅場読み
3 気どり
4 点・丸の交換
5 たたみかけ
6 終末効果
7 ヘテロフォニー
8 頭づけ
9 転調
10 破調
W 多くの技法を用いた群読例
群読例「祭囃子」など。
会員のみなさまには、ぜひこれらの本をお買い求めいただきたくご案内します。よろしければ、職場やサークル、お知り合いの方々とのお集まりの会でご紹介ご宣伝・ご販売いただければ幸いです。みなさま、ぜひ宣伝普及販売をお願いします。たくさん売れると、次回の企画に弾みがつきます。
書店でお買いいただくか 、高文研のホーム頁からもお求めいただけます。
高文研 http://www.koubunken.co.jp/
また、職場やサークルでたとえば、3冊ずつというように何冊かまとめてご注文いただける方は、高文研 山本邦彦様までメールか電話でご注文ください。
yama-kuni@mx3.ttcn.ne.jp
03−3295−3415 まで、その旨お知らせください。
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★校内研で・サークルでの群読講座 ご希望をお知らせください★
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◆日本群読教育の会では、群読の普及活動の一環として群読学習会を開いています。群読学習会の開催ご希望のときに講師を派遣します。
講師派遣につきましては、講師の交通費の実費のみ現地でご負担ください。会員の方で地域サークルや校内研修会での群読学習会をご希望の方は事務局までお知らせください。詳細をご連絡します。一緒に楽しい群読学習会を開いてみませんか。
今年度は、すでに、広島、神奈川、大阪、高知、北海道など各地の学校やサークルから講師派遣の依頼をお受けしました。2007年度も数件、お申し込みをいただいています。
申し込み先は、重水健介 日本群読教育の会事務局 sakunayo@ngs2.cncm.ne.jp です。
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★事務局より★
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◆「文化祭や学習発表会で○○を群読でやってみたいのだが、脚本を誰か持っていませんか」というようなお尋ねもどんどんお寄せください。
◆役員・会員の方でアドレス変更がありましたら、その都度お知らせください。会報にご本人の承諾を得て掲載します。
◆群読の実践や自作の群読脚本をお送りください。会報でご紹介し、実践研究を交流したいと思います。