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 日本群読教育の会 会報 63号           2005.8.23
    
        日本群読教育の会HP  http://gundoku.web.infoseek.co.jp
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 ☆目次☆ 
      
      ★随想「学校HP改革」             佐藤 俊一さん
      ★富山大会終了     
      ★富山大会参加者の声
      ★書籍紹介「自然・環境にかんする絵本」     加藤 征子さん
      ★群読Q&A「朝の会で元気のでる群読」     姫野 賢一さん
      ★事務局より
      ・2005年度活動方針
      ・本会に入会すると次の特典があります

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  第4回日本群読教育の会の全国大会富山大会は成功裡に終了しました。
  富山の実行委員のみなさんをはじめとして、役員、会員のみなさんのご尽力
 のおかげです。ありがとうございました。
  
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   ◆ 随想 「学校HP改革」 ◆              佐藤 俊一さん
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  みなさんは自分の学校のHPを見たことや作ったことがありますか。

  教育委員会の指導でHPは作成したものの、案外、見ることがなく、一部の
 先生が年に数回更新する程度の学校HPが多いかもしれない。勤務校も同様で
 担当者一人が細々と更新に当たってきた。たまたま、HP作成講習を受けた方
 でも作成に1時間以上もかかったりすることがあり、発信ネタはあるものの
 「作成がおっくう・・」でという方も多いのが現状である。
 
  ここ2〜3年、従来のHPが様変わりしている。ブログといって日記的なも
 のが主流になっている。有名なところでは「ライブドア社長日記(堀江貴文氏)」
 のブログがある。http://blog.livedoor.jp/takapon_ceo/
 「日記的」ということからわかるように毎日更新ができるほど簡単なツールが
 登場してきたのである。学校HPもこのブログ型が使えないか思案していたと
 ころ、いくつかの学校が活用していることを知り、愛知県光ヶ丘中学校 
 http://www.k-hikarigaoka-j.ed.jp/ 勤務校でも教育委員会の許可を得てこの
 システムを利用して作成することにした。(夏休み明けに全保護者に公開予定)
 
  基本は画像とメッセージである。デジカメで撮影した画像に数行のメッセー
 ジを書き込むだけである。公開したものは時系列ごとに閲覧することができる
 が、書き込む時には「メール用、校長より、職員室より、行事、1年生、2年
 生、3年生、4年生、5年生、6年生・・・・」というカテゴリー(いわゆる
 棚)を指定すれば、書き込んだ後、カテゴリーごとに閲覧することができる。
 
  夏季休業中は全員参加の大きな研修会を設けず、児童の学習相談やプール監
 視、日直の先生をつかまえて「プチ研修」を何回か行った。先生方からは好評
 で、すぐにでも使いたいとの声が多かった。作成・更新は全員体制で取り組む
 予定である。
 
  学校は様々な授業を組んだり、行事をしたりで公開する情報が多い。これま
 では学級、学年、学校便りで紹介したが、これに加えてITを活用して学校状況
 をさらにオープンにすることで、地域の人や保護者からより学校を理解しても
 らい、応援してもらえるようになるのではと考えている。

 山形市立金井小学校HP
 http://schoolweb.ne.jp/weblog/index.php?id=0610001

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◆富山大会終了しました◆
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  ★ありがとうございました           実行委員長 毛利 豊さん

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    家本先生はじめ、大会役員の皆さん、ご参加のみなさんお疲れ様でした。
  そして、どうもありがとうございました。現地実行委員の力不足や、県体や小
  学校の研修会とぶつかる不運などで、決して多くはない参加者となってしまっ
  た富山大会でしたがその内容たるや大変充実し、参加者の学習要求を満たす楽
  しい大会とすることができました。
  
    ひとえに皆様方のご尽力の賜です。感想アンケートにも喜びの声と入会の声
  がたくさん寄せられていました。このインパクトは、これから口コミで県内一
  円に波紋のように広がっていくことでしょう。
  懇親会会場の仲居さんまでが「群読」に強い関心を示し、わざわざそのため
 に私に電話までかけてくる反響ぶりでした。また、参加者の中にも、高校生や
 小学生、コーチングの指導者や地域での古典読書会の主催者などもいて、教師
 以外にも広がっていく予感を感じた大会でした。
 
  新聞にも取り上げられること思います。このあとも群読が普及するきっか
  けになることを期待します。
   さらに自分の研究不足も痛感する機会ともなりました。他の分野だけでな
 く、同じ古典でも多様な迫り方があることも学びました。奥の深さ、質の高さ、
 内容の豊かさを改めて知りました。
 
  遠路はるばる富山にご参集いただき、学習の機会を富山県民に提供してくだ
 さった皆さんに感謝申し上げます。どうもありがとうございました。
  簡単ながらお礼の言葉とさせていただきます。


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  ★富山大会のまとめ                    重水 健介

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  第4回日本群読教育の会の全国大会富山大会は成功裡に終了しました。実行
 委員長の毛利豊先生はじめ実行委員の方々の熱心な取り組みのおかげです。
  そして、大会に参加いただいたすべてのみなさんの力を結集した成果です。
  厚くお礼を申し上げます。重水で下記のように大会のまとめをしてみました。
 大会を通して、よかった点、改善すべきところ、継続したいものなど、お気づ
 きがありましたら、ぜひ事務局までお知らせください。
 
 ア 成功したこと
 1 107名の参加を得た。
 2 富山県教育委員会の後援が取れ、参加者が出張研修しやすくなった。
 3 会場のサンフォルテは新しい建物で設備面も充実し、快適な学習ができた。
 4 弁当は事前に注文の有無をとっていたので、無駄なくできた。きちんと、
   集約できていたからである。
 5 開会行事は時間通りにできた。役員による群読が好評だった。このスタイ
   ルを継続・発展したい。
 6 閉会行事は、参加者の声も交えながら「祭りだわっしょい」の群読をした。
   さらに改善するところはあるが、よい内容だった。
 7 入門・中級の両講座・実践報告・詩・物語・古典・わらべ歌・二人読みを
   設置して参加者のニーズにこたえるものになった。
 8 7月2日に講師団研修会を開き、担当者は学習を深めて大会にのぞむこと
   ができた。
 9 分科会を同内容の2コマ制にしたのは、参加者の声からも好評だった。
 10 懇親パーティーは、2時間程度だったが、大会までの取り組みや当日の学
   習や運営、来年への展望を語り合いながら楽しく行うことができた。

 イ 今後の課題
 1 参加費3000円×107名=約30万円と 図書販売の利益(割引券に
   よって参加者へ還元したので、本会の利益はその分少なくなった)で、大
   会を運営した。大会までの事前準備費、会場費、機材借用料、用紙代、郵
   送費等をそこでまかなうことになる。大会収益で、本会1年間の活動費を
   捻出できるまではいかない。本会財政にかんする議論を始める必要がある。
 2 参加費はいくらにするか。参加目標は何人か。会場はどこにするか。会場
   の許容人数とともに、上記イの1のこともあわせて考えてきめる。
 3 申し込み方法としてFAX・メールの両方でできるようにしたが、ほとん
   どはファックスによる申込だった。ホーム頁から、参加要項を取り出し、
   申込用紙をコピーするという方法はまだなじみが薄いようである。次回か
   らは要項(用紙)をできるだけ会員の手元に送る方法を考える。
 4 分科会の内容については、今回も事前研修会を開き、講師団の学習を深め
   た上で大会に臨んだ。今後も、今回のように事前研修会を行って、まず、
   指導者陣の力を高め、分科会の学習内容の充実をめざす。
 5 大会紀要は、今年のA4の大きさでよかった。また、「入門・中級・実践
   報告・各分科会資料・本会からのお知らせ」をすべて掲載して1冊に綴じ
   たので使いやすかった。ただし、原稿を各分担執筆者から予定通り集める
   こと、印刷・製本をどれだけ簡略化できるかが課題である。
 6 役員の役割分担は、所属研究部との関連を考えて配置したが、当初、参加
   の有無がつかめずに困った。役員には、なるべく早く参加の有無を知らせ
   てもらう。また、参加予定の役員で大会直前に不参加になった方について
   は、すぐに他の役員が率先してフォローしてくれたので支障なくできた。
 7 図書割引券を(500円=『いつどこ』『続いつどこ』のみ、300円×2
   200円×2)つくって、書籍購入を促進する効果があった。
 8 本の販売について、どのように宣伝し売るか。「では買おう」となるよう
   な工夫を考える。
 9 研究面では、詩・物語・古典・わらべ歌・二人読みの群読研究をさらに深
   める。並行して、英語の群読をはじめとして群読をの活用する領域の研究
   をすすめる。
 

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 ★富山大会役員のみなさんの声             

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 ●富山大会 大成功!   おめでとうございます。    東京 加藤 征子さん
  
   実行委員長の毛利先生、富山の実行委員の皆様。研究集会までの、そして
  当日のご活躍をありがとうございました。
    会場も素晴らしいところでしたね。きれいで使い勝手も良く、施設で働い
  ていらっしゃる人たちも親切で、気持ちよく一日を過ごすことが出来ました。
   公共の施設をなかなか使用できない東京からみると、大変羨ましく思いま
  した。
   研究集会の内容もとても充実していて、すべての分科会に参加したいと思
  いました。午前中は、実践報告の司会を担当しました。小学校・中学校高校
  から1つずつ提案されましたが、それぞれが熱のこもった実践報告で、会場
  の皆さんからの質問・注文等もたくさん出て、時間があっという間に過ぎて
  しまった感じです。
   昼食は、ホールの前の喫茶室のテーブルで千円にしては豪華なお弁当が食
  べられ、お腹も心も満たされました。
   午後の分科会は、一部は二人読みに、二部は古典に参加しました。少数精
  鋭の分科会でした。二人読み分科会で、初めて参加したという方と一緒のグ
  ループになり、「やっぱり、本を読んだだけではだめよね。自分で体験しな
  いと本当の楽しさが分からないし、随分いい加減なことを今までやっていた
  なと反省したわ。このような研究会が月に一回あるといいわね」と言ってお
  られたのが印象的でした。
   来年度は、東京でということで、再び、実行委員長をお引き受けしたわけ
  ですが、内容面は少しも心配はないのですが、会場が問題です。使用料が安
  くて使い勝手がよい会場がないかと早速探し始めなければなりません。
   第5回全国大会東京大会は、7月30日(日)です。
   皆さん、是非、来てくださいね。お会いできるのを楽しみにしています。
                                                    
 
 ●古典分科会について               新潟 片桐 史裕さん
  
   こんにちは。片桐です。
   お疲れ様でした。古典群読分科会の講師を担当し、群読の新たな面を見
  ることができました。というのもやはり「理解」としての群読です。
  「群読を」するだけではなく、「群読で」作品の雰囲気を味わう可能性が
  見えてきました。次は古典分科会はぜひとも、平家物語のように、群読の
  型を身につける分科会と、「理解」と「表現」の融合する今回のような分
  科会の2本立てで行ってほしいと思います。もちろん理解と表現の融合は
  私が担当いたします。


 ●いやあ,楽しかったですね!富山大会!       岩手 澤野 郁文さん
   
   教え子つながり・職場つながり・ネットつながり等で、フレッシュな新
  しい仲間が参加してくださっ たことや、毛利さんの実力で、教育現場以
  外の方の参加があったことなど、今までの当会になかった収穫が多かった
  大会だと思います。本当に皆さんお疲れ様でした。


 ●群読教育大会、成功裏に終えられて本当によかった。  富山 白野 淳さん
   
   去年の今ごろは、まさか、本当に富山で大会ができるとは思っていませ
  んでした。教委主催の研修でもないのに、100人もの人が集まるなんて
  考えられませんでした。集まったメンバーの中には、意外なメンバーもい
  て、どこで、群読をしったのだろうと思うと、意外な裾野の広がりを感じ
  ました。ここまで広がった活動が、さらに大きく広がるといいな。(特に、
  近隣の県からの参加者が少なかったことを考えると)と思わされます。  
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  白野先生には、大会の参加集約の仕事を受けもっていただきました。参加
  申込のピーク時には、ご家庭のファックスはたいへんなことになっていた
  ことでしょう。お疲れさまでした。
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 ●実践あるのみかな                 高知 横田 嘉代さん
   
   お疲れ様でした。
   お元気ですか?高知は相変わらず暑い日が続いています。自分の発表は、
  やはり3ヶ月くらいの短い期間でもあり、まだまだ課題が山積のように感
  じます。実践あるのみかな?
 

 ●来年は参加します                兵庫 深沢 英雄さん
    
   成功おめでとうございます。このたびは、私事で勝手をして申し訳あり
  ません。来年の大会にはぜひ参加したいと思っています。役員、実行委員
  の皆様ご苦労さまでした。
  
  ●大会でもらった元気を、生徒に還元します     北海道  荻原 啓さん     
   
   富山大会の成功、おめでとうございます。大会中は大変お世話になりま
  した。今回お会いできた先生方は、私にとって「こんなスゴイ教師がいる
  んだ!」と思っていた先生方ばかりでした。そうした先生方と直にお話し
  する機会が持てたことを、大変喜んでいます。そして、元気がでました。
   明日からの仕事にも、元気に取り組めそうです。また、大会でいただい
  た元気を、生徒に還元したいと思っています。本当にありがとうございま
  した。

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 ★富山大会参加のみなさんの声             

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  ●群読の実践報告は聞いたことがありますが、取り組んだことは全くなし。
  自分が体験してみるなんて!!心がほぐれる、体もほぐれる!子ども達も
  こんな体験が大事だと思いました。2学期はぜひクラスでやってみたいと
  思います。 
 
  ●初めての参加なので,ワークショップ等でついていけるか心配していま
  したが、丁寧で具体的なお話に引き込まれていきました。実践の時間を多
  く割いてくださったのもありがたかったです。少人数指導や選択国語の授
  業等で、さらには町内のママたちの講習会などでも楽しく取り入れられそ
  うです。ホームページ等ものぞいてみます。 
 
  ●声を出す楽しさを味わいました。私は、初対面の方とはすぐなじめるこ
  とができないのですが,お世話をしてくださった方々の明るい声に安心で
  きました。分科会でも物語や詩の群読に実際に取り組み,グループの方々
  と楽しく発表できました。 
   今、とっても満足しています。人と一緒にする、声を合わせる、自分の
  存在を認めてもらいながらみんなとすることの充実感も味わえました。 
   クラスづくり、人間関係づくりにも、とっても参考になる群読だと思い
  ます。ありがとうございました。 
 
  ●実際に声を出して読めたのがとても良かったです。 
   群読技術も勉強でき,機会があれば現場でもぜひやってみたいと思いま
  す。今日は楽しかったです。 
 
  ●群読のよさを体で実感しながら学べた一日でした。資料も大変豊富で、
  すぐに実践できるようなものをいただくことができて感謝しています。 
   11月に全校群読集会に取り組みます。今日学んだことを生かしていき
  たいと思います。ありがとうございました。 
 
  ●やってみなければわからない、やってみて楽しさや難しさや(恥ずかし
  さも)実感しました。群読って、こんな形もあるんだということをたくさ
  ん学ぶことができてよかったです。ありがとうございました。 
 
  ●群読の概念もはっきりと理解していませんでしたが、研究大会に参加し
  て「声に出す」ことの楽しさや様々な技法、演出方法があること、様々な
  場面で実践できることなど,多くのことを学びました。 
   また、表現するためには作品の深い内容理解・イメージ化の大切さ・重
  要性を理解しました。これを機会にぜひ今後群読の実践に取り組んでいき
  たいと思います。 
 
  ●実際に声に出して発表することで、群読の魅力を様々な角度から知るこ
  とができました。とても楽しかったです。 
   漸増法・ボディパーカッションを取り入れる等の技術もとても興味深か
  ったです。いろいろな工夫をすることで作品が表情を変え,とても楽しい
  と思いました。グループで工夫を話し合うことで,コミュニケーションを
  図り、信頼関係を深めたり協力することで団結力が高まったり、学級運営
  や国語科授業に生かせることが多いと思いました。本当にありがとうござ
  いました。 
 
  ●何となく興味があって本等は少し買っていました。 
   でも実際にお話を伺ってよく分かりました。自分なりに学校に帰って実
  行してみようと思いました。深い読み取りばかりにかたよることなく、こ
  ういう表現方法の魅力は大きなものがあると思います。 
   最後の実習も,はじめは心配したのですが、とってもまわりの皆さんと
  親しくなれた感じがしました。よかったです。 
   毎年7月29〜8月1日は他のサークルに行っていたのですが、この会
  も良かったです。もっとたくさんの方が参加されるといいですね。 
 
  ●群読の基本的な技法等を教えていただき、午後は実際にグループで分か
  れて群読の楽しさを知ることができました。学校に帰って実践をしていき
  たいと思います。 
 
  ●今日参加したことで音読実践に工夫を加えていきたいという思いを強く
  感じました。今年富山で開催されて本当にラッキーでした。 
 
  ●家本先生にお会いしたくて参加しました。 
   短い詩・物語にいろいろな感情を込めながらも音声のみで表現していく
  醍醐味を味わわせてもらいました。参加して学ぶことも多かったのですが、
  スキル的なことを学ぶコマがあっても良かったと思っています。 
 
  ●群読は,とにかく声を出すことが大切だと思いました。 
 
  ●詩と物語に参加したが,練習の仕方や工夫の仕方発表の仕方等、よく分
  かりました。クラスにもどって、ぜひ子ども達とやってみたいと思ってい
  ます。学級経営にも役立ちそうです。次はわらべ歌をやりたいです。 
   できれば資料にメロディの楽譜もつけてあればありがたいです。今日は
  とても楽しくて、1日があっという間でした。ありがとうございました。 
 
  ●自分の不器用さを意識したけれど、一緒に読むのは楽しかった。 
   分科会で読み合っていく中で、内容の理解が深まり、それを反映できた
  ときは、充実感を覚えた。実習的な研修が多く、力がついたと実感できる
  のが嬉しい。全国から参加された人と触れ合えたことも意義深い。群読も
  仕事の中でいろいろ生かすことができそうなので、参加して良かったと思
  っている。実力ある講師の方々に導いて頂けたからこそ成果が上がったの
  だと感謝している。 
 
  ●初めて参加しました。(親子で)午後からの分科会はとても楽しくこれ
  から実践していきたいものが多かったです。子どもたちへの具体的な言葉
  かけ(評価)も,普段どうすればよいか悩むこともありましたが、澤野先
  生・重水先生などの言葉がとても勉強になりました。 
 
  ●2学期からの英語の授業で,是非取り入れてみようと思った。 
 
  ●どうもありがとうございました。詩の分科会とても楽しく参加できまし
  た。もっといろんな群読を聞いてみたいと思いました。偶然インターネッ
  トで見つけてきたのですが、参加して良かったです。近くで開催されてい
  てとてもラッキーでした。 
 
  ●群読は、大勢で声をそろえて読む読み方、重々しい読み方という間違っ
  たとらえ方をしていたことに今日気付きました。群読は、読むことを楽し
  くさせ、子ども達に仲間意識を芽生えさせ、心のつながりを作っていける
  効果的な方法であるということを、今日参加して学ばせて頂きました。 
   2学期は、ぜひ子ども達に群読の楽しさを伝えたいと思います。今日、
  受講できなかったものは,次にまた参加して受講したいと思いました。 
 
  ●すぐに実践したいものばかりでした。 ありがとうございました。 
 
  ●群読の素晴らしさ・楽しさを実感しました。教室で実践しようと思いま
  す。ありがとうございました。来年もぜひ参加します。 
 
  ●やっていて楽しかったです。ステージの上に上がっての緊張感がたまり
  ませんでした。そして発表会の進め方やコメントを求めるときのコツなど、
  学ぶところが多くありました。 
  
  ●群読のいろいろな技法,楽しみ方が学べました。ありがとうございます。 
 
  ●分科会の「詩」が、とても良かったです。 群読の練習をすることを通し
  て、何回も詩を読むことになり,自然とその詩の読み取りができていくの
  かな・・と思いました。また、他のグループの詩を聞くことで、自分も子
  どもたちと一緒に読んでみたいなと思いました。ありがとうございました。 
 
  ●教育に限らず,社会・企業研修にも応用できるのではないかと思いまし
  た。社会で職につけない理由の多くはコミュニケーションのもんだいであ
  ることが多いです。他の人のきもちをさっしたり、自分を表現するトレー
  ニングに使ってみたいと思います。(実行委員長の)毛利先生によろしく
  お伝えください。ありがとうございました。 
 
  ●実際に群読の練習や発表もあり,とても楽しく分かりやすい研修でした。 
  是非2学期から群読を取り入れた学級経営をしたいと思っています。来年
  も参加します! 
 
  ●今までわけわからずやっていたことが、参加することで、失敗していっ
  ても突き進める自信がつきました。そして、だんだん群読することを楽し
  んでいる自分がいました。こういう感覚を子どもたちに味わわせてやりた
  いと思いました。ありがとうございました。 
 
  ●本を読んでいるだけではわかりにくいことも、実際に体験することによ
  ってよく理解できました。ワークショップということで緊張しましたが、
  自分でやってみることによって身につけることができるんだと改めて思い
  ます。同じ文章も脚色によって全然違う作品に思え,楽しみ方が増えまし
  た。 
 
  ●図書の割引が大変有難かった。図書館で借りた本もあって、でも、初め
  て手にした本もあって、参加型の勉強会がとてもよかった。(沖縄の方と
  同意見)詩の分科会で「雨」を担当した。全然自信がなかったのにアンコ
  ールに選ばれ嬉しかった。ギターの先生の支援のおかげです。講師の方々
  のゆとりのあり様がうらやましかった。どうしてそのようなゆとりが生ま
  れるのですか? (私は毎日戦っているのに・・) 
 
  ●物語や二人読みも実際に作ってみてとても楽しかったです。表現力、他
  のチームのもみて大変参考になりました。表現力をどんどん高めていきた
  いです。小・中・高の実践が聞けてとてもよかったです。全国の明るい元
  気な先生方にたくさん会えてよかったです。富山のプレ大会の学習が大変
  役にたちました。 
 
  ●一つの表現として読みを深め楽しめる方法を見つけました。積極的にあ
  らゆる活動で録り入れてゆきたいと思いました。ホームページ上の作品も
  使わせて頂きたいです。 
 
  ●多くの人の素敵な読みを聞かせて頂いて勉強になりました。どの方も熱
  心に子どものことを考えているのが実践発表でわかりました。また、偶然
  出会った海上先生や毛利先生にもご丁寧に接して頂いて嬉しかったです。 
  皆様、ありがとうございました。 
 
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 ◆ 書籍・CD紹介 ◆                 加藤 征子さん
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  絵本の良さ・楽しさは、勿論、絵の素晴らしさもありますが、内容に考えさ
 せられるものも多いのです。絵本は子どもが読むものと思われがちですが、大
 人が読んでも読み応えあるものもあります。人生、人間関係、自然、環境等の
 問題提起をしている絵本を読んで、生き方を反省させられたり、感動させられ
 たりします。そして、ぜひ、大勢の人に読んでもらいたいと思います。
   3回に分けて、自然、環境の問題提起をしている絵本を紹介します。

 ★「雨をまちながら」   1994年初版 (河出書房新社 1456円+税)
   カマクシ・バラスブラマニアン文   立松和平訳
 人間は勝手なもので、雨が降り続けば早く止んで欲しいと、降らなければ降っ
 て欲しいと思うのです。そこのところを的確に捉え、自然条件の厳しいインド
 だから生まれた絵本だと思います。おばあさんの言葉を何回も読み返しました。
 「自然はね、みんなのお母さんなんだよ」みんな優しいお母さんです。

 ★「カポックの木」   1996年初版   (1893円+税)
   リン・チェリー作 みらい なな訳
  作者のリン・チェリーは、環境保全と生態系の問題を扱った絵本を多く書い
 ています。細密な絵と絵本にはあまり見ないレイアウトに引きつけられます。 
  このお話は、熱帯雨林の減少に大いに関わっている日本人に、熱帯雨林の生
 態系を教えてくれ、地球上に生きる生物にとっていかに大切なものかを教えて
 くれます。斧を置いて森を出て行く男が増えるように。


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 ◆ 群読Q&A ◆   回答 日本群読教育の会 事務局次長 姫野 賢一さん
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Q 朝の会でみんな元気が出て、気持ちよくスタ−トできるように群読を取り入
 れたいのですが、どのような詩をどんなふうにやっていけばいいのでしょうか?
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A 朝の会は、教師と子ども、、子どもと子どもが出会う大切な時間ですが、学
 習のレディネスにも役立てたい時間です。
  そこで、私は、「ふ−むの歌」(新川和江作)を読みます。(「ふたり読み」
 家本芳郎著・高文研 第4章)
 「ふ−むの歌」には、早起きができなかったった子や慌てて学校に来た子にも、
 しっとりと元気を与えてくれる詩です。
   さて、この詩をどのようにしていけばということですが、まず、始めの1週
 間はみんなで読みます。読んでいくうちに、子どもたちは詩のもつ語感をつか
 み、詩に慣れていきます。次に、子どもたちのコンディションを考えて、分読
 をする方法に切り替えていきます。また、日によっては、「声を出したくない
 なぁ」と思われる子どもには、「ふ−む,ふ−む」と首をかしげてもらったり、
 笑顔でガッツポ−ズをしてもらったりと、身体表現することを通して「ふ−む
 の歌」に参加してもらいます。この詩には、伝記に登場してくる歴史上の人物
 も詩の上で出てきますので、馴染みの少なくなった偉人を調べて、人物のとこ
 ろを置き換えて詩を読んでみると別の楽しみ方もできます。(語呂合わせが難
 しくなるときもありますが)
  人名を置き換えた子に、人物のしてきたすごさを紹介してもらうと、周りの
 子の中には,「へぇ〜」と言った表情をする子もいます。(目が覚めたという
 面持ちになります)
  子どもたちの探求心をかき立てる詩として「ふ−むの歌」を採用しています
 し、偉人と呼ばれる人物を知る機会もこの詩からつくることができます。
   このようにして、声が出せる身体づくりも合わせて、「ふ−むの歌」は、朝
 の会におすすめです。低学年よりは高学年で採用しています。

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※お願い:群読・朗読にかんするお尋ねや指導上も悩みがありましたら、この
     コーナーで取り上げます。事務局までお知らせください。

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 ◆無料講座のお知らせ◆
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  日本群読教育の会では、群読の普及活動の一環として、無料講座を提供して
 います。会員のみなさんは、おおいにこの制度を活用してください。
  経費は不要です。まったくの無料です。参加人数には関係ありません。
  会員の方で地域のサークルや校内研の学習で群読学習をやってみたいという
 方は遠慮なく事務局まで申し出てください。
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 ◆事務局より◆
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 日本群読教育の会2005年度活動方針です。富山大会で提案・承認されました。


 ★日本群読教育の会2005年度活動方針★               

 1 大会
   ア 第4回全国大会(富山大会)を成功させます。
   イ 第5回大会を、二〇〇六年七月に東京で行います。富山大会後、準備
     に取りかかります。

 2 組織
   ア 会員の拡大に取り組みます。
   イ 各県単位で群読教育の会を設立をします。今年度十支部をめざします。
   ウ 詩・物語・古典・わらべ歌・二人読み等の「研究部」を組織し、その
     実践研究を深めます。研究部は会員のだれでも入ることができます。

 3 活動
   ア 各地で群読の研究会を開きます。無料で行います。会員の方で開催を
     希望されるときは、事務局長までその旨お伝えください。年10回。
   イ  会報を年10回以上発行します。
   ウ 本会のホームページのますますの充実をはかります。


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 ★本会に入会すると次の特典があります★
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 ・会報・脚本集が配布されます
 ・群読の無料実技講座を開くことができます。
 ・群読についての質問を申し出ることができます。
 ・群読にかんする研究会への案内をお届けします。またその会に参加できます。
 ・本会のメーリングリストに参加し、群読にかんする情報交換をすることがで
  きます。(メーリングリストの参加方法は、ホームページをご参照ください)
 ・本会の発行する刊行物に実践や論文を発表することができます。