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 日本群読教育の会 会報 57号           2005. 2.25
    

 日本群読教育の会HP http://gundoku.web.infoseek.co.jp
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 ☆目次☆

  随想 「子どもの力」                 片桐 史裕先生
  会員からのお便り・近況報告
  第4回全国大会富山大会日程              大会実行委員会
  富山大会後援をいただきました
  書籍紹介『はなしことばの練習帳1・2』        毛利  豊先生
  詩集学年別作品リスト
  群読無料講座の案内
  事務局より
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 ◆随想 「子どもの力」 ◆           片桐 史裕 先生
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  教師をやっていて一番うれしいことは、こちらの予想以上のことを子どもた
ちがやってのけることだ。昨年の9月から10月にかけて群読をおこなった。
 こちらでこと細かく指導するわけでもなく、グループに1台のテープレコーダ
ーを渡し、自分たちの群読を吹き込み、聞き返し、ダメなところを直してまた吹
き込んでいく。そんな群読活動だった。私は全くアドバイスをせず、自分たちで
話しあいながら修正して群読を作っていく。

 群読の単元修了後、古文の授業をして驚いた。一斉音読の時に声がぴたりとそ
ろうのだ。音読のテンポ、声の大きさ、声のトーン、誰一人として乱れる人はい
ない。聞いていてあまりの心地よさに鳥肌が立ってしまった。子どもたちに本来
ある「まわりと合わせる力」が見事に発揮された瞬間である。
 一斉音読の時に群読活動が影響するとは全く思わなかった。

 私は授業始めの10分間、読書の時間としている。私も本を読んでいるのだが、
たまにふと顔を上げみんなの様子を観察すると、誰もが一心不乱に本を読んでい
る。物音ひとつ立てない。物音ひとつ立てずに、熱中している雰囲気の心地よさ
というのは、先ほど書いた一斉音読の時の心地よさに似ている。

 どちらも少人数では作れない雰囲気だ。「教室」という同年代の人が約40人
集まっているという一般社会ではほぼあり得ない、不思議な空間だからこそ作れ
る雰囲気なのかもしれない。そんな不思議な空間の、心地良い雰囲気が作られる
場にいられる幸せを一瞬間感じる。

 子どもたちは学びたがっている。自発的な学びが現れると、このような雰囲気
が現れるんだろう。来年度クラス替えでこのクラスメイトはばらばらになる。ま
た4月から自発的な学びを引き出す授業をしていこう。


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 ◆会員のお便り◆
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★録音会に参加の皆様、お疲れ様でした★
 私の拙い脚本をみなさんで朗誦していただき、作者冥利に尽きました。
 もっと早くに完成させ、事前にメールで配布する予定だったのですが、最後の
仕上げ(おかしいところの全面的な作り直しと、仮名ふりが大変でした)に手間
取り、クリスマスイブの夜に図書室でひとりで製本をしつつ、また腰を痛めたり、
家に帰ってからも出立の準備をしたりで、ギリギリ当日に間に合ったような次第
でした。申し訳ないです。
 録音で痛感したのは、地方の時代=方言の再評価とは言っても、アクセントは
厳格に「共通語」が要求される辛さです。単語や文だけでなく、本当はアクセン
トも含めて「方言」のはずですが…。若い頃は、花の都・東京で遊学し、東京生
まれと誰もが信じる流暢な?関東語を喋る「バイリンガル」だったのですが、田
舎に戻って方言の良さに浸って20年馴染むと、もうダメですね。
 雨と飴、箸と橋と端、ところどころが関東と逆アクセントなので始末に悪い。
「富山」も、トにアクセントは置かず、平板型です。*ヤに置くのが英語です。

                             毛利 豊先生

★高知の小学校で群読を紹介しました★
今日、いやもう昨日になりますが、先生に作っていただいた「日本群読教育の会
のビラ」を持って御畳瀬(みませ)小学校に行ってきました。ビラが大いに役立
ったのでお礼を申し上げます。このビラ、これからも活用させていただきますね!
私たちの会を紹介するには、なかなか良いと思いましたよ。姫野先生にも感謝で
す。御畳瀬小学校は、全校児童31名の小さな学校でした。家本先生の“ふたり読
み”を紹介してきました。教職員6名(管理職を含め)で、とても温かい感じが
しました。高知市にもこんな学校があるんだと思ったことでした。研修が済んだ
あとほっとしている松本です。では。
                            松本 順子先生

★通級指導教室を担当しています★

 群馬の塚田です。現在、小学校で情緒の通級指導教室を担当しています。
 テレビや新聞にも数多く取り上げられてきましたので、「ADHD」「アスペルガ
ー」「自閉症」などという言葉にも、耳慣れた方が多いことと思います。
 そんな「障害」を持つ子どもたちも通って参ります。多動・多弁で元気の良す
ぎる子もいれば、友だちとかかわることが苦手な子もいます。
 例えば、体がとっても大きくて一見5年生くらいに見える3年生のヒロカズ君
は、登校班の集合時刻に遅れた時や、人前で話すような緊張場面では、身体が固
まって動かなくなってしまうそうです。
 体育の時間にも、かけっこを途中でやめて止まってしまうなど、運動に取り組
もうとしないことが多く、親御さんも心配し、通級の申し出があったお子さんで
した。
 運動嫌いという先入観から運動処方を中心に指導しました。
 ストップウォッチを持ち、「ヒロ君、あっちのドアまで歩いて帰ってきて。ゆ
っくりでいいからね」と指示したところ、40mほどの廊下を往復して帰ってき
ました。タイムを伝え、「へえ、けっこう早いね。もう一回計る?」と言うと、
その後3回挑戦していました。毎回ほめられるので、後半はかなりな早歩きで汗
もかいいました。
「運動嫌いじゃないんだね」と声をかけ、他の遊びに・・・と書き出すと、長く
なってしまいますので、興味のある方は、こちらのページなどご訪問下さい。
 ◆特別支援教育ネットワーク
  http://www.geocities.jp/ryomonet/tsk-n.htm

 さて、近況の続きです。
 本日(2/21)縁あって、星野富弘氏(先輩)のお話を伺う機会に恵まれました。
 けがをされるまで務められていた中学校での講演会でした。講演が終わって、
生徒さんからの質問コーナーの途中、のどが渇いてしまった星野さんが、奥様か
ら水を飲ませてもらった後、次のように言われました。
「家ではこうやってご飯も食べさせてもらっています。自分の手のように動いて
もらうには、すべて言葉にして、言わないとやってもらえません。顔かいたり、
鼻くそほじったりするのもです(笑)。回りくどい言葉で言っても、通じないこ
とがあるので、優しい言葉で短く言わないと、伝わらないですね。これが、詩や
文章を書くのに、いい勉強になりました」
(註:星野さんがお話されたままの言葉ではありません)
 他にもたくさん印象深いお話はあるのですが、またの機会に。

 さて、4月から特殊学級の担任になるようです。2名の元気な男の子を持つ予
定です。子どもたちと楽しい群読の実践ができればと願っています。
                             塚田 直樹先生
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 ◆第4回 日本群読教育の会 全国大会日程がきまりました ◆
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 2005年7月30日(土)に、日本群読教育の会全国大会を、富山市にて開
きます。場所・日程を下記のように決定しました。この会報のメールに大会要項
と申し込み書を添付しています。それぞれプリントアウトして使ってください。 
 本会のホームページにも掲載しますので、そちらも使うこともできます。

 みなさん、いよいよ申し込み開始です。初心者大歓迎。とても楽しい大会です。
 職場の方、サークルの仲間、地域の知人をおおいに誘ってご参加ください。

 
場所 富山県民共生センター「サンフォルテ」
   〒930-0805 富山県富山市湊入船町6−7
   TEL:076-432-4500 FAX:076-432-5525   
   e-mail:kyosei@sunforte.or.jp

日時 2005年7月30日(土) 9:00〜16:45 

 ● 受   付         9:10〜 9:30
 ● 開 会 式         9:30〜 9:45
 ● 学 習 T         9:55〜11:45
    a  入門講座   b 中級講座   c  実践報告

 ● 昼   食         11:45〜12:45

 ● 学 習 U         12:45〜14:30
 a 詩   b 物語  c古典 d わらべうた e 二人読み

 ● 学 習 V         14:40〜16:25
 a 詩   b 物語  c古典 d わらべうた e 二人読み

 注 学習UとVは同じ内容を入れ替え制で実施する

 ● 閉 会 式        16:30〜16:45
● 懇 親 会 18:00〜20:00

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 ◆第4回 全国大会の後援をしていただきます◆
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 全国教育文化研究所・高文妍・たんぽぽ出版・ひまわり社・教職員出版から第
4回全国大会の後援をご快諾いただきました。ありがとうございました。勇気百
倍、元気が出ます。

★高文研    山本 邦彦さん
 ご連絡ありがとうございました。大会の後援の件、何もできませんが了解です。
よろしくお願いいたします。大会成功に向けて、HPなどで告知させていただき
ます。

★たんぽぽ出版 山崎  宏さん
 お世話になっております。たんぽぽ出版の山崎です。全国大会の後援の件、
了解いたしました。日本群読の会の益々の発展をお祈りいたしております。何か
お役に立てることがございましたらお申し付けください。

★ひまわり社  松本 衆子さん
全国大会後援の件、承りました。こちらこそ、小社でよろしければ、喜んでお
手伝いさせていただく所存でございます。今後益々の貴会のご発展を願っており
ます。

★教職員出版  鳥飼 美竿さん
 全国大会後援の件、了解しました。大会にはぜひ参加したいと思っています。


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◆ 書籍紹介 ◆

『はなしことばの練習帳 1・2』(菅井 建著 晩成書房 各700円+税)

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 群読の近接領域に、朗読と演劇がある。
 この本は、演劇教育の基礎訓練のために書かれたミニ・テキストである。B5
版で70頁、5つのミニ脚本が載っているだけの、ハンディで軽い本である。
 ところが、その5つの脚本を4人で楽しく読み合う内に、次のような基礎練習
が出来てしまうのである。「息の仕方・声の出し方」「口の形・動かし方」「早
口言葉による滑舌」「アクセント」「間と抑揚と強調」…
 アエイウエオアオ〜などの単調な反復練習ではなく、台本を読んでストーリー
を楽しみながら声づくりをするという、またとない教材集である。
 私の学校の演劇部では、新入生の基礎練習から取り入れ、喜ばれている。基本
的に動作は付けず声だけで表現するので、群読の朗誦練習と同じだろうと思われ
る。
 みなさんも、学級や学年で、あるいは部活動や地域のサークルなどで、行事や
学習発表会の劇の下準備として、また群読を表情豊かに読むための導入教材とし
て、活用してみられることをお薦めする。          (毛利 豊)

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 ◆群読詩集学年別作品リスト◆
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 本会では群読詩集を刊行する準備を進めています。子どもたちが一冊ずつ群読
の脚本集をもち、それを読みながら、朝の会などで、学級みんなで群読ができる。
 そんな教材集をめざしています。
 
 各学年の編集委員の方々に「作品を集める」「脚本をつくる」「追試する(分
担して実際に学級で読んでみる)」「この詩集の使い方・読み方・頭注(脚注)
解説などを書く」「CD制作のための録音をする」「印刷する」というような手
順でしごとをすすめていきます。いま、「作品を集める」作業の大詰め段階です。

 ここで、現在の各学年の候補作品リストを紹介しましょう。

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 ◆群読詩集 1年 候補作品 リスト ◆
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●新学期・学級・授業開きに読む
 1 あいうえお・ん      鶴見正夫 
 2 あかさたなのうた 内藤溪子
 3 一年一組「ともだち」コール
 4 日本語のおけいこ 谷川俊太郎
 5 おめでとうの一年生 糸井重里 

● 当該学年らしい詩
 6 かぞえうた     谷川俊太郎
 7 へんなひとかぞえうた 岸田衿子
 8 ことばのけいこ      まど・みちお
 9 がぎぐげごのうた まど・みちお
10 おにぎりころりん まど・みちお 
11 ことばのけいこ    与田準一
12 くちびるたいそう まど・みちお
13 いるか 谷川俊太郎
14 かもつれっしゃ 有馬 ?
15 とっきっき 谷川俊太郎
16 ぷぷんぷん! 荘司 武
17 ぼうずのうた 赤岡江里子 
18 先生がリボンをつけてきた 高木あきこ 

● 動植物をテーマにした詩
19 かえるのぴょん 谷川俊太郎
20 めだかおどり 工藤直子
21 こヤギのマーチ 工藤直子
22 だれかしら        与田準一

●季節にかかわる詩
23 春 ちいさいはなびら   坂田寛夫
24 春 はなひらく 工藤直子
25 春 たんぽぽ まど みちお
26 夏 あめ 三越三千夫
27 夏 へんしん 工藤直子
28 秋 やまのこもりうた 工藤直子
29 秋 やきいもグーチーハー 坂田寛夫
30 冬 ちいさなゆき まど・みちお
31 冬 ゆきふるるん 小野ルミ

●平和をテーマにした詩
32 がれき 村田佳奈恵
33 しあわせつころう 井上路夫

●友だちをテーマにした詩
34 おともだちのつくりかた 矢野 修
35 そうだんごと 工藤直子
36 ぞうさんのかくれんぼ 高木あきこ

●家族をテーマにした詩
37 はやく 藤富保男
38 おきゃくさま 香山美子
39 おねえさん 垣内磯子
40 おとうさん 鶴見正夫
41 おやすみなさい 鶴見正夫
42 せなかのさかみち 坂田寛夫

●童謡・唱歌から
43 わらいかわせみに話すなよ、サトウハチロウ
44 秋の子、         サトウハチロウ
45 さわると秋がさびしがる  サトウハチロウ
46 あの子はだあれ 細川雄太郎
47 あの町この町 野口雨情
48 肩たたき 西条八十

●わらべうたから
49 あんたがたどこさ 宮崎県 
50 さよならさんかく
51 でんでらりゅう      宮崎県

●外国の詩から
52 かたつむり ニュー・ユイ 出沢万紀訳

●学級じまいに読む詩・希望をテーマにした詩
53 このみち     金子みすず
54 なぜ やなせたかし


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 ◆群読詩集 2年候補作品 リスト ◆
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●リズムにのって
 1 あいうえおおさか くいだおれ 島田 陽子
 2 パピプペポ          工藤 直子
 3 あわて床屋          北原 白秋
 4 トッピンポウとピンピクリン  まど・みちお
 5 あわてんぼうのおしょうさま  長棟 まお
 6 孫悟空            三越 左千夫
 7 雨夜の傘           野口 雨情
 8 あくたれぼうずのかぞえうた  後藤 れい子

●ゆかいなうた
 9 村の人口           原田 直友
10 ちこく王           坂田 寛夫
11 しらないおとこ        寺田 晃
12 もうちょっと         有馬 敲
13 きりなしうた         谷川 俊太郎

●きせつのうた
14 山のくちぶえ         有馬 敲
15 いろんな音の雨        岸田 衿子
16 おげんきですか        新川 和江
17 としめぐりーしりとり唄―   坂田 寛夫
18 きっとなにか         木島 始  
19 ひなたで           みねぎし なつめ

●いろんなきもち かんじる心
20 びりのきもち         坂田 寛夫
21 わるくち           谷川 俊太郎
22 いやなこと          島田 陽子
23 おれはちびとら        工藤 直子
24 かんばん           工藤 直子
25 けっこん           せきぐち ひろひこ
26 どきん            谷川 俊太郎

●ことばっておもしろい
27 じこしょうかい        谷川 俊太郎
28 あかん            島田 陽子
29 とる             川崎 洋
30 なにご            木島 始
31 わかれのことば        坂田 寛夫
32 かばはこいよ         まど みちお
33 名づけあそびうた       川崎 洋

●なんでもないようなことだけど
34 りんご            まど みちお
35 つけもののおもし       まど みちお
36 耳のうた           鶴見 正夫
37 だいぶっつぁん        大道 真由美
38 おならってえらい       まど みちお
39 石ころ            まど みちお
40 さかだち           有馬 敲

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 ◆群読詩集 3年 リスト◆
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●新学期
 1 四月                金子みすず

●当該学年らしい詩
 2 竹のように    竹中郁
 3 こんなじゃんけんしっている? 川崎洋
 4 おまじない    みみずみつお   工藤直子
 5 雨の歌       鶴見正夫
 6 うんこ               
 7 おはようっていいな         中川李枝子
 8 水すまし           たかはしただはる
 9 しずかんじめん 藤田圭雄
10 わかれのことば           阪田寛夫
11 ないないづくし
12 こわれたすいどう          谷川俊太郎
13 とっきっき             谷川俊太郎
14 ありがとう しょうじたけし
15 しょうじきシャベル         まど・みちお
16 毛                 川崎洋
17 だぶだぶおばさん          木村信子
18 きまりことば            阪田寛夫
19 かたたたきの たたきかた 阪田寛夫
20 さかさのさかさはさかさ   川崎洋
21 ふん水               清水たみ子
22 白い建物  村野四郎
23 はまべでぼくはじをかいた 吉田定一

●四季・自然
24 たんぽぽ              川崎洋
25 あめふりくまのこ          鶴見正夫
26 はるですよ             与田準一
27 落ち葉   
28 こがらし 小池知子
29 雪                 山下清三
30 バッタのうた            おうちやすゆき
31 雀よ                北原白秋
32 きりんはきりん    まど・みちお
33 風景                山村暮鳥
34 かぼちゃのつるが          原田友直
35 初雪                大木実
36 屋久島の杉の木     川崎洋
37 おうむ               鶴見正夫
38 わた毛の玉             牧野文子
39 すすき               工藤直子
40 かきの実              与田準一
41 すいっちょ             鈴木敏文
42 こんこんこな雪ふる朝に 三好達治
43 初夏 大木実
44 はるをつまんで           宮沢章二
45 チュ―リップとはち 藤田圭雄
46 はるかぜ              吉田定一
47 青い空をいつまでも   関根栄一
48 じっ見ていると           高田敏子
49 石ころ               まど・みちお
50 いのち               小海永二
51 くじらの子守歌           阪田寛夫
52 祝詞 川崎洋

●家族・自分
53 おとうさん             鶴見正夫
54 ともだち              谷川俊太郎
55 はみがきうた
56 にぎりこぶし            村野四郎
57 父さんの手につかまって       後藤れい子
58 ぼくにはぼくの道がある       小海永二
59 けつこん              せきぐちひでひこ
60 かく                川崎洋

●生活・友だち 
61 朝が来ると             まど・みちお
62 ガラスのかお            みついふたばこ
63 ともだち賛歌            阪田寛夫
64 おんなの子のマ―チ         島田陽子
65 こうしていよう           さくらももこ
66 せいのび              武鹿悦子
67 ぞうはこまった      まど・みちお
68 あっちへ行きたい 宮沢章二
69 もうちょっと            有馬敲
70 手品                島田陽子

●平和
71 まちんと  松谷みよ子
72 大小                 谷川俊太郎

●童謡・唱歌・遊び・物語
73 あくたれぼうずのかぞえうた      後藤れい子
74 おみやげ三つ 西條八十
75 お山の大将 西條八十
76 はやくちうた             川崎洋
77 しりとりうた まど・みちお
78 あわて床屋 北原白秋
79 まり                 八木十吉
80 らくだ                都築益世

●外国
81 しごとのにおい         ジャンニ・ロダ―リ
82 せかいじゅうの海が マザ―グ―スのうた 西條八十訳
83 ろんどんばしがおっこちる マザ―グ―スのうた 谷川俊太郎訳
84 カエル             ジョン・ドリンクウォ―タ― 白木茂訳
85 海がみんな マザ―グ―スのうた 木島始訳
86 スイス民謡調          ゲ―テ 大山定一訳

●終学期
87 三年よ               阪田寛夫

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 ◆群読詩集 4年 候補作品リスト◆ 
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●新学期・授業開きに読む詩
1 私と小鳥と鈴と     金子みすず 
2 ちこく王        阪田寛夫  
3 今           4年男子 

●4年生らしい詩
4 こんな所に       まど・みちお
5 ちきゅうもすっぽり   まど・みちお
6 雨あがる朝     成本 和子 
7 生まれかわる      子どもの詩
8 お兄さん        子どもの詩

●春夏秋冬のかかわる詩(5編)
9 球根(たま)      新美南吉
10 生まれる、生きる    4年 女子
11 ぶどうのふさ      小林純一
12 星の光         こわせ・たまみ
13 かじる         紅梅 茂樹

●平和
14 せんそう      「詩集 日本の子ら」

●友だちをテーマにした詩
15 いじめっ子       茶木 茂 
16 うち 知ってんねん   島田陽子 大木実

●家族をテーマにした詩
18 冬の夜道        津村信夫
19 ママの笑い       まど・みちお
20 あかちゃん       まど・みちお
21 うちのおじいさん おばあさん 『リズムと生活シリーズ No4」
22 ムニャムニャミウムの国 まど・みちお
23 天国          新美南吉
24 リンゴとポンカン    赤間江里子
25 おかあさん      新川和江
26 ゴールデンウイーク   小3
27 弟           小4 
28 ひいばあちゃん     小3
29 お母さんのしらが    小4 
30 朝           小5

●童謡・唱歌から
31 風にきけ        茶木 茂
32 会合          工藤直子

●4年生にふさわしい詩
33 鼻のあな        まど・みちお
34 牛           新美南吉 
35 エレベーター坊主    石垣りん
36 わすれているもの    三井 ふたばこ

●群読にぴったりの作品
37 わすれているもの    三井 ふたばこ
38 アリをみてたら    茶木 茂
39 早口ことばのうた    藤田 圭雄
40 年めぐりーしりとりうたー阪田寛夫
41 おとなマーチ      阪田寛夫
42 あかちゃん       まど・みちお
44 はやくちうた      川崎 洋
45 えらいこっちゃ     畑中 圭一

●学級じまいに読む詩・希望をテーマにした詩
46 無題         「作文と教育」

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 ◆5年 リスト ◆ 
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●新学期に読む 学級・授業びらきに読む
 1 ぼくにはぼくの道がある   小海 永二
 2 今日からはじまる        高丸 もと子

●当該学年らしい詩
 3 歩くうた            谷川俊太郎
 4 ふしぎなともだち    木島 始

●春・夏・秋・冬にかかわる詩
 5 春 足ぶみ            金子みすず
 6 春 ケヤキの新芽         みずかみ かずよ
 7 夏 ひぐらしのうた        室生犀星
 8 夏 雑 草  北川 冬彦
 9 秋 おちば            与田準一
10 秋 夕焼け            湊 容子
11 冬 鶴が渡る           谷 彰久
12 冬が来た             高村光太郎

●平和をテーマにした詩
13 まちんとの歌           松谷 みよ子
14 ぼくが ここに    まど みちお

●友だちをテーマにした詩         
15 きもち              谷川 俊太郎
16 あいたくて            工藤 直子

●家族をテーマにした詩          
17 お母さんの声           勇勢 かおる
18 人間ピラミッド          きたはら むねかず

●童謡・唱歌から
19 いいやつ みつけた        阪田寛夫
20 茶摘み  作者不詳
21 カレ−ライスのうた        関根栄一
22 くいしんぼうのカレンダ−     仲倉重郎
23 天気予報をお知らせします     福尾 野歩・中川ひろたか

●わらべ歌から
24 ともをよぼう          作者不詳
25 通りゃんせ           作者不詳
26 はないちもんめ         作者不詳
27 西郷さんの墓参り        作者不詳 
28 ずいずいずっころばし      作者不詳
 
●外国の詩から (できれば)
29 かたつむり     ニュー・ユイ
30 山のあなた          カール=ブッセ 上田 敏 訳

●学級じまいに読む 希望をテーマにした詩
31 心のとげをぬいてごらん     佐野 美月
32 水平線            泉 周二

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 ◆6年 リスト ◆
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●新学期
1 自分のことばで     小森 香子
2 あしたに向かって     宮田 滋子
3 こぶとり         金子 みすゞ

●当該学年らしい詩
4 俳句         松尾芭蕉 
5 俳句            小林一茶
6 俳句            与謝蕪村
7 自分の感受性くらい     茨木 のり子
8 子どもの権利条約     小口・福岡訳
9 牛             新美 南吉
10さようなら       谷川 俊太郎
11雨ニモマケズ     宮沢 賢治
12夕焼け        吉野 弘
13便所掃除         浜口 国雄

●四季・自然  
14春 にぎやかな日々     工藤 直子
15春 竹         萩原 朔太郎
16夏 夏はきぬ     佐々木 信綱
17夏 虻         嶋岡 晨
18秋 ススキ原     まど・みちお
19秋 あけび      星野 富弘
20冬 冬が来た     高村 光太郎
21冬 わたりどり     阪田 寛夫

●家族・自分
22ろうがんきょう     野長瀬 正夫
23背中         小泉 周二
24ぼくは何を       まど・みちお

●生活・ともだち
25みち        木島  始
26一緒もいいけど      なかむら 恵美
27いうてんか          島田 陽子
28よき友とともに      室生 犀星

●平和
29めいよの戦死      尾上 尚子
30にんげんをかえせ      峠 三吉
31地に平和を       鶴見 正夫

●童謡・唱歌・遊び
32みかんの花咲く丘      加藤 省吾

●物語
33牛若丸          文部省唱歌
34一かけ二かけ      不祥、鹿児島県大隅地方

●外国
35そぞろあるき      ランボー(永井 荷風訳)

●終学期
36未知へ         木村 信子
37美しく自分を染めあげて下さい サトウ ハチロー
39夜明け          高丸 もと子
40さようなら黒板      宮田 滋子
41ちいさな手のひらでも     やなせ たかし
42明日          谷川 俊太郎

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 ◆中学校候補作品リスト◆ 
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 ◆高校候補作品リスト◆ 
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中学校・高校は、いま作品を項目ごとに集めているところです。

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 ◆担当者一覧◆(敬称略)
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 編集長  ☆重水 健介
小1年生  ☆海上 和子  ☆馬見塚 昭久  ☆福澤 紀子 ☆川崎 瑞枝
 2年生  ☆加藤 恭子  ☆日置 敏雅  ☆吉田  靖
 3年生  ☆加藤 征子  ☆深沢 英雄  ☆深澤 五郎
 4年生  ☆古関 勝則  ☆澤野 郁文  ☆山中 伸之 
 5年生  ☆姫野 賢一  ☆長塚 松美  ☆河野 邦房
 6年生  ☆坂尾 知宏  ☆松本 順子  ☆佐藤 俊一 ☆横田 嘉代
 中学校  ☆小川  悟  ☆毛利  豊  ☆荻原  啓
  高校  ☆片桐 史裕  ☆押木 和子  ☆松本 衆子
  特殊  ☆塚田 直樹  ☆青山 新吾  ☆村井 恭子

 上記のメンバーで編集作業をすすめています。

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 ◆無料講座のお知らせ◆
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 日本群読教育の会では、群読の普及活動の一環として、無料講座を提供してい
ます。今年度は10回、提供しますので、会員のみなさんは、積極的にこの制度
を活用してください。

 すでに群馬・広島・高知・鹿児島・北海道で開きました。まだ開催可能です。
 まったくの無料です。参加人数には関係ありません。会員の方で地域の学習会
やサークル活動、校内研修で群読学習をやってみたいという方は、遠慮なく事務
局まで申し出てください。

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 ◆事務局より◆
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★添付ファイルが2つあります。

1つは富山大会の大会要項(参加申込書つき)です。役員のみなさんには3月中
に郵送します。不足分は、増印刷して参加呼びかけや参加申し込みに使ってくだ
さい。初心者大歓迎、楽しい大会です。おおいに誘ってください。

2つは、本会を紹介するチラシです。本会の事務局次長の姫野賢一先生がつくっ
てくださいました。添付しています。プリントアウトして、会の紹介や会員拡大
にご活用ください。


★「群読 Q&A」というコーナーを設けています。群読をやっていくと、わから
ないことがいろいろ出てきます。そうした実践上の疑問について答えていきます。
 みなさんから質問を募集します。「参考になる書物は?」「この行事にはどん
な群読作品が合うか」「ここはどう指導したらいいのでしょうか?」といった質
問をお寄せください。

★会報の感想・近況報告をお送りください。会員相互の情報交換のつもりで気楽
にお書きください。

★群読・朗読にかんする書物やCDなどの資料をご紹介ください。

 宛先は、本会事務局 重水 健介 までお願いします。
 なお、匿名をご希望のときは「匿名希望」または「ペンネーム希望」とお知らせ
ください。