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 日本群読教育の会 会報 53号   2004. 11.9
                  発行者アドレス iemoto@pg7.so-net.ne.jp
           日本群読教育の会HP http://gundoku.web.infoseek.co.jp
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 ☆目次☆
   54号より編集長の交替
   お便り「本を売って関係をつくろう」兼弘陽子さん
   第4回 日本群読教育の会全国研究集会 富山大会 要項(案)
   高知 群読研究会の報告 松本順子さん
   コラム 1つの歌 1つ息吹 1つの生命  
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 ◆54号より編集長の交替◆
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 この会報は、これまで家本芳郎が編集、発行してきましたが、次号より事務局長の重水
健介先生にバトンタッチしました。新しい構想の元、会員と密着した新たな紙面づくりが
おこなわれると思います。
 会員のみなさんの、新編集長へのご協力をお願いします。



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 ◆お便り「本を売って関係をつくろう」兼弘陽子さん(ほんの森出版)◆
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 52号、ありがとうございました。「続」の普及についてのアドバイスには恐れ入りま
したが、「先生方同士で本を売れる関係」は、手前勝手なようですが、案外大事だと思っ
ています。
 昨今、公の研修会等では、講演会があっても、「営利活動に加担することはできないの
で」という理由で、一切の販売を断られます。教委主催のものならまだしも、学校の校内
研修会や民間教育団体の会でも、公共施設が会場になっていると、「営利活動」は禁じら
れているからという理由で断られることがしばしばです。そういうとき、機転をきかせて
裏口販売でき、周囲もその便宜を歓迎するくらいの関係が、他のいろいろなものを築くと
きに大事なような気がします。
 私もかつて、雑誌の販路拡大のために、帰宅してから毎日夜3時まで、個人個人に手紙
を書き続けた時期があります。私にとっては大変な努力でしたが、受け取られた先生方に
とってはなんの関係もないことで、大変なご迷惑だったと思います。でも、そのとき迷惑
を承知で助けてくださった先生方とはいろんなかかわりがいまだに続いています。
 かなり苦しい思いをしながら『高校生活指導』のお手伝いを続けているのも、そのとき
のありがたかった思いが大きいです。
 家本先生も、その時期に『掃除サボリの教育学』を執筆してくださって、大いに助けて
いただいたのですよね。そのときの感激はいまも忘れることはできません。
「人を集める」「本を売る」ということは、人と人との関係をつくりますよね。
「本を売って関係をつくろう」
 出版社からは言い出せないことですが、会のほうからでしたら、こんなキャンぺーンも
できるのではないでしょうか?
 また台風みたいです。お気をおつけください。



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 ◆第4回 日本群読教育の会全国研究集会 富山大会 要項(案)◆  
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1 全国大会を行う趣旨・目的
声の文化活動である群読の楽しさを伝え、普及することをねらいとして、日本群読教育の
会は全国各地で群読実技講座を開催してきた。年に一度、全国規模の学習会を開き、全国
の仲間で実践を交流し、群読の技を深め、群読を全国各地・各学校に普及する機会にして
います。本大会は、第4回の全国大会です。全国から群読活動・群読教育に関心をもつ方
々に集まっていただき、群読の理論・実践・実技を学びます。また、学習を通して参加者
の親睦を深め、実践や資料の相互交流を深めます。
 
2 主催  日本群読教育の会( 会長 家本 芳郎 )

3 場所  富山県民共生センター「サンフォルテ」
      〒930-0805 富山県富山市湊入船町6−7
      TEL:076-432-4500 FAX:076-432-5525
        e-mail:kyosei@sunforte.or.jp
4 日時・日程  
 2005年7月30日(土) 9:00〜17:00 
    ○ 受   付         9:10〜 9:30
    ○ 開 会 式         9:30〜 9:40
  ○ 学 習T         9:45〜11:45
      a 入門講座     b中級講座     c 実践報告  
○ 昼   食        11:45〜12:45
○ 学 習U ワークショップ(1時間目と2時間目は同じ内容の入れ替え制)
  
☆1時間目 12:45〜14:30
      a詩 b物語 c古典 dわらべ歌 e二人読み f 中高生の群読教室
☆2時間目 14:40〜16:25
      a詩 b物語 c古典 dわらべ歌 e二人読み f 中高生の群読教室
    ○ 閉 会 式        16:30〜16:45
○ 懇 親 会 18:00〜20:00

5 参加費  3000円 資料費とも 懇親会費は別

6 申込方法 右の申込用紙にご記入の上、FAXまたはメールでお送りください。
宛先 毛利 豊 先生 Fax 076-475-1019  Mail mourihan@yacht.ocn.ne.jp
*本大会の要項や申込用紙は、日本群読教育の会のホームページに掲載しています。
( http://gundoku.web.infoseek.)   
7 問い合わせ
  日本群読養育の会事務局  Mail sakunayo@ngs2.cncm.ne.jp


 
 この案を元に現在、いろいろと検討中です。「中高生の群読教室」を開くのが、新しい
方針です。
 先日、鹿児島の群読の会で重水先生と今後の大会のあり方について、いろいろ話し合い
ました。重水先生は「さらに、充実した大会にすべく、毛利先生と相談する」と、その決
意を語っていました。



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 ◆高知 群読研究会の報告 松本順子さん◆
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 高知の群読の会は、入門講座、詩のワークショップ、物語のワークショップという流れ
でやりました。参加者にはこの流れでやって、喜ばれたようです。講座が進むにつれて、
群読が盛り上がっていくように感じました。
 重水さんのしっとりとした語り口調から、ギターを片手に楽しい語り口調の澤野さんの
講座は、参加者の誰もが引き込まれたようです。おかげで、松本担当の物語指導も二人の
指導に乗っかって上手く終わらせることができました。感謝、感謝です。
 ただ、始まる前には「ええっ、家本先生は来ないの?」の声もずいぶんあがっていまし
た。だって、昨年の参加者が20人来ていたのですから。
 ところで、宮崎から川崎瑞枝さんが駆けつけてくれました。来るときは、台風の関係で、
宮崎から飛行機が飛ばず、福岡まで飛行機、福岡から岡山まで新幹線、そして急行で高知
まで、着いたのが23時52分でした。
 彼女の責任感の強いのにおどろきです。(申し込みをしたから来なくてはと思ったのに
違いありません。もうしわけなかったです)
 今日、書籍の整理が済みました。出版会社への入金と返本をします。「続いつでもどこ
でも群読」の本も、よく売れました。
 今回、役員(役員も8人だったのが2名増えて10名になりました)で話し合ったので
すが、高知の規約をつくらなくてはと思っています。規約の中に日本群読との関わりも入
れたいと思うのですが、何を挙げたらいいのかをご指導下さい。よろしくお願いします。



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 ◆コラム 1つの歌 1つ息吹 1つの生命 ◆
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 三好達治の「頬白」という詩が合唱曲になっている。学年でその合唱曲を歌う前の序詞
として、次のような詩を群読した。わたしの学校の中学校2年生のとりくみだったが、子
どもたちの文化活動への希望が謳われている。