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 日本群読教育の会 会報 49号   2004. 5.27  

           日本群読教育の会HP http://gundoku.web.infoseek.co.jp
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 ☆目次☆
  実行委と分科会の打ち合わせ
  群読集会のお知らせ
  お便り
  続編ニュース、URLにアップ
  新しい出版企画
  群読遊び「まいった、まいった」
  群読 脚本
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 ◆実行委と分科会の打ち合わせ◆
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 第三回 日本群読教育の会の全国大会は2004.7.29(木)東京青年会館似て開きます。
その準備がすすめられています。
 6月5日(土)東京の日本青年会館、大会会場にて
 18.00〜21.00まで、現地実行委員会の打ち合わせを行います。
 また、13.00〜17.00まで分科会の責任者の学習会を開きます。
 費用負担はできませんが、どなたでも参加できます。夕食にかかった場合、こちらで用
意します。
 参加希望はお知らせください。iemoto@pg7.so−net.ne.jp へ



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 ◆群読集会のお知らせ◆
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  群読集会のお知らせ
  〜みんなで、声を出してみませんか〜
                      日本群読教育の会 北海道部

*と き* 2004年6月26日(土)午後1時(受付)〜

*場 所* 北海道爾志郡熊石町字平329−1 ひらたない荘B1他目的ホールにて

*日程*
  13:00〜受 付
  13:30〜群読入門講座*初級編
  15:30〜休 憩 ☆ 書籍販売を行います。
  16:00〜ワークショップ(群読体験!)
  18:30〜ひらたない荘であわびづくしの懇親会(希望者)

*会費*教員500円、父母(地域の方、学生)300円
  *懇親会に参加される方は、別途3500円かかります。
  *宿泊される方は、朝食付き¥4,960です。(互助会券が使えます。)

*申し込みについて*
  お近くの実行委員(下記)から前売券をお求めになるか、または、加藤恭子まで直接
  お問い合わせください。

*実行委員の先生(敬称略)*
  加藤 恭子(北檜山小学校)、大口久克(瀬棚中学校)、大口加代子(今金小学校)
  久慈 学(乙部小学校)、安里 朗(厚沢部小学校)、木村英明(鶉小学校)


 
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 ◆お便り◆
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 ノミネートおめでとうございます。会の歴史にしたらすごい躍進ですね。群読の会は、

 @ 活気があって、
 A メンバーがフレンドリーで骨惜しみしない、
 B 具体的な活動を常に呼びかけ、
 C 学習の機会をふんだんに用意しています。

 隆盛期の民間教育団体は常にこの条件をそろえているように思います。ますますのご発
展を!
 いつもながら会報ありがとうございました。



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 ◆続編ニュース、URLにアップ◆
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「いつでもどこでも群読」の続編の編集作業は、重水事務局長が担当して、とりくんでい
ます。
その編集作業のために「続編ニュース」を発行しています。みなさんのお手元に届いてい
ると思いますが、現在39号にもなります。このニュースは、すべて「日本群読教育の会」
のURLに掲載されています。トップに、

「続・いつでもどこでも群読」(仮題)ニュース
     会が作成する群読の本の編集過程に発行されるニュースです。

とあります。
 片桐史裕先生の手でアップされています。クリックして頁を開き、右欄から好きな号数
を選んで読んでください。



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 ◆新しい出版企画◆
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来年の話をすると鬼が笑うといいますが、「笑う門には福来たる」で、大いに笑いまし
ょう。
 さて、来年は富山で大会を開く予定ですが、その大会に向けて、「各論編」を出版しよ
うと、計画をすすめています。高文研から出版することも決まりました。
 各論編とは、「詩」「物語」「古典」「わらべ歌」などの群読の本を作ろうというので
す。今回の「続いつどこ群読」に専門研究部の論文を掲載しようとしてカットされたこと
から、企画されました。
 各冊、96頁のA5版、CDをつけます。
 すでに、
 1 入門     重水健介
 2 詩      澤野郁文
 3 ふたり読み  家本芳郎
が決定。
 ほかに
  古典・毛利 豊/物語・松本順子/わらべ歌・長塚松美 など候補に上がっています。
 「学級」「低学年」「行事」「言葉遊び」「地域」なども刊行したいと考えています。
 第T期として10冊を考えています。
 企画については営業サイドから出版社側の意向が強く反映されますが、こんなのを書き
たいという方がいれば、ご一報ください。iemoto@pg7.so−net.ne.jp あて

 この編集ニュースを発行しています。「各論ニュース」といいます。読みたい方はお知
らせください。 iemoto@pg7.so−net.ne.jp あて


 
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 ◆群読遊び「まいった、まいった」◆
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 ★まいった、まいった★

 次の表は「まいった、まいった」という群読遊びである。神奈川県小田原サークルの考
案と聞く。表のソロの欄にコーラスに対応することばを入れる遊びである。

    ソ       ロ        コ ー ラ ス
 1                  まいった まいった
 2                  だめだ だめだ
 3                  なるほど なるほど
 4                  やったぜ やったぜ
 5                  すごいぞ すごいぞ
 6                  そうだ そうだ
 7                  ガンバレ ガンバレ
 8                  オッー

 次の二例は、その応用編である。

 ★持ち上がり学級びらきのなかの群読★

 この群読は宮城県古川市の小学校の高橋秀弘先生の実践で、群読遊び「まいった、まい
った」を応用した実践例である。三年生から引き続き四年生に持ち上がった「学級びらき」
のなかで使われた。あらかじめ班長会がみんなからアンケートをとり、それを資料に群読
風の脚本としてまとめたという。
 「班長会」と「みんな」で分読して読みすすめるようになっている。


司会「これから三年生のときをふりかえって、群読したいと思います。みなさん立ってく
ださい」
班長会「では、これから班長会が三年生のときにがんばったことや、もう少しのところを
考えたので、あとからみんな掛け声をかけてください」

  掛け声を書いた小黒板を用意し、みんなが読むところを指し示しながらすすめた。

班長会 「五月、忘れものが多くて、2時間、説教」
みんな (掛け声。以下同じ)「まいった、まいった」
班長会 「六月、いじめが二回もあり、涙の学級会」
みんな 「だめだ、だめだ」
班長会 「七月、国語の授業。学習リーダーが教えあい、発表者が増えた」
みんな 「なるほど、なるほど」
班長会 「八月、みんな、ドル平で 百メートル 泳げたぞ!」
みんな 「やったぜ、やったぜ」
班長会 「九月、学年ドッチボール大会。放課後の特訓で、みごとアベック優勝」
みんな 「すごいぞ、すごいぞ」
班長会 「十月、学芸会でソーラン節を踊り、おじいちゃんおばあちゃんから大きな拍手
     をもらったった。リーダーを中心に練習したからだ」
みんな 「そうだ、そうだ」
班長会 「みんなの力を合わせてやってきた。ぼくたち、わたしたちも もう四年生」
みんな 「ガンバレ、ガンバレ」
班長会 「明るく、楽しく、いじめのない学級めざして、ガンバルゾ」
みんな 「オーッ」

司会者 「みんなの気持ちが一つになって、ビシッときまりました。拍手!」

 ★集会の終わりの群読★

 次の例は、教師向けの群読講習会の後、しめくくりに即興で作成し、全員で表現した作
品である。

    ソロ(主催者)                    コーラス(参加者)
 1 土曜日の午後だというのに群読の講習会だってよ?!
                               まいった まいった
 2 家へ帰って寝ようかな
                               だめだ だめだ
 3 教師が勉強しないで子どもたちに勉強しろと言えるかな
                               なるほど なるほど
 4 子どもの気持ちになって胸踊らせて表現したぞ
                               やったぜ やったぜ
 5 群読ってこんなに楽しい文化活動とは知らなかったぞ
                               すごいぞ すごいぞ
 6 参加しなかった先生がたにも大いに宣伝するぞ
                               そうだ そうだ
 7 学級づくりに授業に行事に児童会・生徒会活動に活用するぞ
                               ガンバレ ガンバレ
 8 子どもの文化、学級文化、学校文化を育てるぞ
                               オッー

 こんなふうに、コーラスに対応することばを入れて、ある感動や決意を表現するという
遊びである。
 集会の終わりなどに、利用すると、笑いのなかに総括することができる。
 ほかには、キャンプのスタンツとして取り上げることもできるし、学級の班活動として
も利用できる。



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 ◆群読 脚本◆
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 ★なのだソング  井上ひさし  海上和子編★




 ★えつへん まつもとじゅんこ・さく★

 <ノート>1は教師 2は子どもたち全員。
      「えっへん」は全員で読ませながら、えっへんのポーズもつけさせたい。 
               
 1 もう 1年生より大きいんだ
 2 えっへん
 1 あさだって ひとりでおきられる
 2 えっへん
 1 じかんわりだって まかせてよ
 2 えっへん
 1 まちがったって なかないよ
 2 えっへん
 1 ともだち いっぱいいるんだよ
 2 えっへん
 1 だって かっこいい2年生だもん
 2 えっへん えっへん


  ★学校と学校から帰ったらと/家本編★
 
 <解説> 前半は『がっこう』ジョン・バーニンガム作 谷川 俊太郎訳(バーニンガ
ムのちいさなえほん3/冨山房/630円(税込)より)後半は古関勝則氏のコラムから「朝
と帰りの会/フォーラム社)

 <演出ノート> 7人による群読
         +は漸増していく