∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
 日本群読教育の会 会報 37号   2003. 5.2

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 ●目次●
   大会の後援団体がきまりました
   執筆者へのお願い 写真はないですか
   大会実行委員長姫野賢一先生よりのメール
   会員よりのお便り
   お知らせ
   記念号原稿 まえがき    
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 ◆大会の後援団体がきまりました◆
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 湯布院大会の後援団体がきまりました。

  湯布院町教育委員会
  高文研・たんぽぽ出版・ひまわり社・教職員出版
   全国教育文化研究所

 とくに、湯布院町教育委員会の後援がとれたことで、参加しやすくなりました。
 現地実行委員会の努力のたまものです。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 ◆執筆者へのお願い 写真はないですか◆
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 記念号には写真も掲載したいと思います。原稿に関係した写真、または群読活動の写真
を一葉だけお送りください。ただし、掲載については写真の状態や頁構成から、編集部に
て判断させてもらうこともありますので、ご承知おきください。
あて先 239-0807 横須賀市根岸町3-1-5-505 家本芳郎

 ◆大会実行委員長姫野賢一先生よりのメール◆
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 いよいよ5月。2カ月前になりました。昨日は,県内用の要項詰めをしました。小学校
の国語部会は,全県に網羅していますので,各学校へ配布されます。ただ,今のところ中
学校へのアクセスがないので,考えているところです。県組合は取り合ってくれなかった
ので,支部単位で動いています。別府支部(私の支部)は,1000部の要項を,教組教
研で配布します。これから,集約が大変になりそうです。頑張ります!!

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 ◆会員よりのお便り◆
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 会報有り難うございました。片桐先生は、いつも冷静な分析といいますか、研究者風の
文章だと思いました。

 新一年生の担任になり,毎日がてんやわんやです。前のクラスでの経験を思い出しなが
ら,新しい群読クラスを作ろうと思っています。入学式の日から群読?を始めました。群
読の会の会報も届きました。ありがとうございます。原稿がそろったのですね。先生、本
当にお疲れ様でした。原稿を書いたのは初めてでしたので、こんな短いものでも、手がか
かるものだということがよく分かりました。本になるのを楽しみにしています。

 音楽の時間にさっそく、わらべうたをしました。教科書に「ひらいたひらいた」が載っ
ていましたので、皆で輪になって歌ってみると、一人の子どもが「先生、真ん中に立っ
て」 と言いました。どうしてか聞くと、「お花の芯がないから」と言われました。私はただ、
ひらいたりとじたりする遊びのように思っていたけど、子どもの頭の中ではちゃんとお花
がイメージされているんだなあと思いました。1年生にも教わることが多そうです。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 ◆お知らせ◆
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 大会の準備をすすめています。大会当日の分科会運営についての研修会を下記により開
きます。会員の方で参加したい方は、ご連絡ください。
  参加資格 会員のみ
  日時 6月28日(土曜日)午後1時より6時まで
  場所 東京・新宿 日本青年会館  03-3401-0101
  研修内容 分科会の運営について
  講師 家本芳郎
  会費 無料 夕食は会にて用意します。
  参加連絡先 メールにてお願いします。
   日本群読教育の会事務局  重水健介  k_shigemizu@hotmail.com

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ◆記念号の「まえがき」◆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
   「朗読・音読」は、かって「学習」の基本形であったが、いつしか「黙読」が主流にな
った。しかし、わたしたちは「声に出して読む」ことの必要性を自覚し、その表現形式と
して「群読」をとりあげ、実践的に研究してきた。
 わたしたちの研究・実践の特徴は、「声の文化」として群読を位置づけ、一つは「楽し
い声の輪をつくること」二つは「日本の伝統的なデクラメイションの技法を継承発展させ
ること」としている。
 十数年前に、そうした群読教育の実践や研究に関心をもつ教師が集まって、日本群読教
育の会を発足させた。発足当時は十指にも充たぬ微々たるものであったが、全国各地にお
いて、実技講座を開き、群読教育の普及にあたってきた結果、しだいに会員もふえてきた。
 昨年、東京にて、念願の第1回全国研究大会を開き、成功裡に出発を飾ることができた。
その勢いに乗って、引き続き、今年度は大分県湯布院にて開くことにした。本書は、高文
研の協力を得て、その大会記念号として企画した。毎年、大会を記念して、会員の実践を
まとめて上梓したいと思っている。
 本書には、会員のすぐれた実践記録を収録し、各実践には4名の編集委員が「この実践
に学ぶ」をコメントした。さらに、群読教育をすすめるための入門的な解説も併録した。
 本書が、子どもたちの表現力を育て、声の文化の活性化に役立てば幸いだと願っている。
                    日本群読教育の会 代表  家本 芳郎