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 日本群読教育の会 会報 27 号     2003. 3.24

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 ●目次●
   編集前記
   会員よりのうれしいお便り
   大会記念号の実践記録
      学年開きで教師集団の群読       北海道 橋本尚典・荻原 啓
    つなぐ!〜群読脚本づくりを通して〜  富 山 毛利 豊
   群読講座のお知らせ
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 <編集前記>
  原稿が集まってきます。いい本ができそうです。いろいろな場で群読活動が実践され
ていることがわかります。
 吉田靖先生の実践記録「ちいちゃんのかげおくり」が卒業記念として吉田先生の手によ
ってCDになりました。子どもたちの元気な朗読・群読を聞くことができます。
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 ◆会員よりのうれしいお便り◆
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会報の脚本、すばらしかったです。契約が終わり、昨日まであわただしくしておりまし
たが、2週間ほどの練習なのに、子どもたちが「三コ」を全て覚えていたので驚きました。
群読って、国語力を高める効果もあるのだと、今更のようにびっくりしています。会報に
紹介されているいろんな優れた作品、ぜひ子どもたちと一緒に挑戦してみたいです。
お返事ありがとうございました

 会報ありがとうございます。やっと学級の学期末整理も目処がつきました。内示もあり
まして、私は今の学校に来年度もいることになりました。今から引き継ぎや、お別れの準
備で忙しくなるでしょう。
 今年は群読を通して、たくさん勉強になりました。特に子どもの持っている力には毎年
驚かされます。昨年度も2年生を担任したのですが、音読劇以外は、だいたい今年度と似
たような指導をしたつもりでした。しかし、去年の子どもたちは、「のはらうた」の影響
をすごく受けて、自らで始めたことは、「詩を書くこと」だったのです。詩を書く紙を用
意すると、何枚も何枚も書いていくのでした。これも一度もこちらから書くように言った
訳でありませんでした。そしてかわいい詩集ができあがりました。
 今年の子どもは、詩を書く子は数人でした。その変わり、九九体操を作ったり、群読
作ったりといったことを始めたのです。 本当に子どもは予想もしなかったことをしてく
れます。
 来年も低学年を希望しています。やってみたいのは、「わらべうた」です。先生から紹
介して頂いたのですが、今年は少ししかできなかったので、もし低学年になったら、わら
べうたをぜひ取り入れて、音楽、ことばあそび、子ども同士の触れあい…の研究ができた
らいいなあと思います。
   友人が言語聴覚士をしているので、脳の言語中枢のことを聞いたりするんですが、日本
人の脳は、英語を使う国の人と違うと言われますよね。それを考えると、やっぱりわらべ
うたは大事だと思います。(でも、英会話の先生が、「英語にもチャンツといって、こと
ば遊びがある」と言ってました。 それは、似ているなあと思います。)
 先生には、たくさんのことを教えて頂きました。本当にありがとうございました。来年
度もよろしくお願いします

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 大会記念号の原稿
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  ◆学年開きで教師集団の群読◆      橋本尚典・荻原 啓
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〈解説〉
学年びらきは、生徒が一年間共に活動する教師集団と始めて出会う場である。この学年
びらきで、学年教師集団による群読を発表した。
 そのねらいは非常に欲張りであるが、次のことである。
 1 群読の取り組みを通して教師団の心の内の一端を明らかにしあう。
 2 群読練習という文化活動を通して教師のスクラムを築く。
 3 われわれ教師からのメッセージを生徒の心に残るように伝える。
 4 今後の学年の活動に文化を位置づけていく。
 新学期を迎えて、学年教師の顔合わせのとき、一人一人の教師の生徒への思い、学年へ
の想い、「こういう生徒に育ってほしい。育てたい」という夢とロマンスを充分に語り合い、
年間テーマを「大波」に決めた。
 その「大波」のイメージを国語科の教師に詩の群読脚本に書いてもらい、学年びらきに、
われわれ教師が群読として発表しようとなった。脚本は国語科の荻原啓先生が作成し、学
年開きまで練習を重ね、当日は「大波」をテーマとしたコントを演じ、盛り上げたあとに、
群読を披露し、最後に、教師一人一人から自己紹介をして集会を締めくくった。
 次年度は、詩の中に生徒の言葉を入れようと考え、国語科の教師(荻原氏)の力も借り
て取り組み中である。

  群読 「BIG WAVE」   作・演出 荻 原  啓

 <読み手>
 脚本はオリジナルである。集会のねらいを達成しようとねらって作成とた。
 学年教師集団12名全員が出演。
 シナリオのA〜Gまでは各学級担任が、H〜Lまでは副担任が読んだ。調子が七五調な
ので、変化が現れるように読み手を検討した。

 <演出ノート>
 はじめのD「さらさら」は、かすれるように静かに表現する。導入で、聞き手の側を集
中させたい。ソロは朗々と表現する。コーラスはソロを殺さないように、控えめに表現す
る。このとき、息を合わせてリズム感を出すことを意識する。「風に吹かれる〜」からは
少し強めに表現する。このとき、ソロがコーラスに負けないように注意する。「ぼくらの
〜」からは、全員でソロを。一番強く強く訴えかけるように表現する。



 <発展>
 学年開き集会の後、国語科と連携をとり、授業の中で生徒に挑戦させた。教科の学習を
通して表現力を培うことと、群読の活動を体験させ、間接的に学級づくが円滑に進むよう
に考えたのである。
 国語科では「話すこと・聞くこと」の観点を見取る、投げ込み教材として配置した。
「大きな声を出して表現する」ことと「互いの声を聞き合い声をそろえること」を授業を
通して体験的に学ぶことが出来た。
一度教師の発表を見ているためか、生徒の反応も非常に前向きであり、楽しそうに取組
んでいた。生徒は、それぞれ群読のおもしろさと難しさを感じたようである。結果的に、
学年開き集会を振り返り、詩を自分たちの身近なものとしてとらえることが出来たと考え
る。
 その後、学年PTA集会において教師集団が保護者の前で披露し、詩を三者で共有しつ
つ学年作りの願いを広めるできたことがよかった。
 次年度の学年テーマは「津波」に内定している。今年度の学年教師集団は、生徒が持つ
長所の一つ、「エネルギッシュ」な面をのばして行きたいと考えた。この学年では、1年
は「ALL WAVE」2年は「BIG WAVE」という親しみやすい学年テーマを設
定することにより、より明確に生徒を育てる願いを立ててきた。
3年では「津波」というテーマを設定し、3カ年のビジョンにつながりを持たせること
になっている。 次年度の学年びらきには、教師作成の詩を教師の手で群読することと、
生徒作成の詩を 生徒の手によって群読することを計画中である。
以下に、次年度教師用の詩を紹介したい。


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 第1章 授業における群読  中学校 詩
     ◆つなぐ! 〜群読脚本づくりを通して〜◆  富山  毛利 豊
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<解説>
 4月から、毎時間の授業の冒頭に「名詩の一斉音読」や「ミニ群読」をしてきた。最近
の中学生は、蚊の鳴くような声しか出さないからである。自信のなさや羞恥心の発達もあ
ろうが、体が集団にひらかれ、技が身についていないからでもある。初めにみんなで声出
しをすることで、授業中の発言・発表の声にもはりがでた。また、集中力の続かない子ど
もたちに、漢字練習や仕上げのワークの時間等とあわせて、短いユニットで区切った授業
にすることもできたからである。これで五感を使った作業や変化のある授業になり、授業
規律も保てた。
 2学期の授業参観をきっかけに、本格的な群読に取り組んだ。各自が好きな脚本を選び、
選んだ者同士でグループをつくり、練習の後に参観者やみんなの前で発表しあった。その
授業で子どもたちはすっかり群読の楽しさに魅了された。
 3学期、卒業関連の行事が続く。しかし、教育課程の圧縮化の中で、じっくり取り組む
時間が確保できない。そこで、国語の授業で、こんどは群読を「読む」だけではなく、自
分たちの知恵を集めて「脚本をつくる」ところに力点をおいて取り組んだ。
 題材となる詩は、予餞会の劇のテーマに合わせて実行委員会が選んだ。小学校で学習経
験のある、金子みすずの「わたしと 小鳥と すずと」である。これを個人で脚本化し、
それをもとに班脚本をつくり、学級での発表会と意見交換を経て、学級脚本に練り上げた。
さらに、私の授業担当の3クラスで読み合いをし、長所を合成して学年脚本にまで集大成
した。最後に声に出して修正を加えながら、最後の完成脚本とした。
 なお、授業展開は、途中で、前のクラスでの教訓を生かして、修正・発展もした。

<実践および脚本>
★第1クラス目(1年6組)★
1 趣旨説明(2分)
2 個人での脚本づくり(15分)
3  教材 「わたしと 小鳥と すずと」 (金子みすず)

 わたしが両手を ひろげても、
 お空は ちっとも とべないが、
 とべる小鳥は わたしのように、
 じべたをはやくは 走れない。

 わたしがからだを ゆすっても、
 きれいな音は でないけど、
 あの鳴るすずは わたしのように、
 たくさんなうたは 知らないよ。

 すずと、小鳥と、それからわたし、
 みんなちがって、みんないい。

3 班での脚本づくり&発表練習(15分)―学習班(4人で)
4 発表会&話し合い(18分)
 前半部分で、繰り返し法を取り入れた4班の脚本と、後半部で漸増法を取り入れた8班
の脚本が、みんなから評価された。しかし、技法をあまり意識しないでつくらせたので、
「分読」程度の平凡な脚本が多かった。
5 学級としての脚本づくり
 立候補者に、4・8班の脚本を元にして、家でまとめの創作をしてもらった。

【1年6組脚本】 全員「わたしと 小鳥と すずと」 (金子みすず)

 1班 わたしが両手を
 2班 ひろげても、
 3班 ひろげても〜、(エコーで余韻を出す。漫才師「いつでもここから」のように)
 4班 お空は ちっとも
 5班 とべないが、
 6班 とべないが、
 1班 とべる小鳥は
+2班 わたしのように、
+3・4班 じべたをはやくは
 全員 走れない。
 4班 わたしがからだを
 5班 ゆすっても、
 6班 ゆすっても〜、(エコーで余韻を出す。漫才師「いつでもここから」のように)
 女全 きれいな音は
 男全 でないけど、
 1班 でないけど、
 2班 あの鳴るすずは
+3班 わたしのように、
+4・5班 たくさんなうたは
 全員 知らないよ。
 5班 すずと、小鳥と、
+6班 それからわたし、
+2〜4班 みんなちがって、
 全員 みんないい。

☆小まとめ(教訓)
・基礎知識なしにゼロからつくると、単なる分読程度の脚本が多くなる。
・学習班でつくると、つくるには良いが、発表の時に人数不足となる。

   ★第2クラス目(1年1組)★
1 趣旨説明と群読技法の確認(7分)
 家本芳郎氏作成の「技法一覧」プリントを、新しく使用した。
  2 個人での脚本づくり(15分)
3 班での脚本づくり&発表練習(20分)
 作成自体も、中間発表の都合を考慮して、生活班(6〜7人で)に切り替えた。
4 発表会&話し合い(18分)
 2班の「エコー」技法?、6班の題名と終末のわたりの技法、3班の中盤の追いかけ技
 法、その他の班の漸増・漸減法が、みんなから評価された。
5 学級としての脚本づくり
 立候補者に、各班の良いところを取って、家でまとめの創作をしてきてもらった。その
生徒は、細かく分けるために、学習班(9班)で分担する脚本にしてきた。

【1年1組脚本】
1〜3班「わたしと 4〜6班 小鳥と 7〜9班 すずと」
全員 「わたしと 小鳥と すずと」
ソロ 金子みすず
1〜3班 わたしが両手を
  +4〜6班 ひろげても、
―1〜3班 & +7〜9班 お空は ちっとも
  ―4〜6班 とべないが、
1班   とべる
2班   小鳥は
3班   わたしのように、
4班   じべたを
5班   はやくは
6班   走れない。
全員   走れない。
1〜3班 わたしが からだを ゆすっても、
4〜6班      わたしが からだを ゆすっても、
7〜9班           わたしが からだを ゆすっても、
1〜3班 きれいな音は
全員   でないけど、
7班   あの鳴るすずは
8班   わたしのように、
9班   たくさんなうたは
1班   知らないよ。
全員   知らないよ。
1、2班 すずと、
+4、5班 小鳥と、
全員   それからわたし、
 1〜4班 みんなちがって、
5〜9班 みんないい。
全員   みんなちがって、みんないい。

☆小まとめ(教訓)
 ・技法にこり過ぎ、細分化しすぎると、読むのに苦労することがわかった。特に学年集
  団200人で読む時は、ある程度、シンプルである必要が予想された。
 ・追いかけは、言葉が重なると、何を言っているか分からなくなるので、使い方とずら
  し方に微妙な工夫が必要である。
 ・反復法やわたりの技法は、「強調されて良い」という意見が共通していた。

 ★第3クラス目(1年4組)★
1〜3の流れは、第2クラス目(1年1組)と同じ。
4 発表会&話し合い(18分)
 4班の中盤のシンプルな追いかけを繰り返す方法、6班の最後の何度も追いかけるのが
 詩のテーマにあっているという意見が出た。しかし、重なるとやはり何を言っている
   のか分からないという指摘もあった。
  そこから内容と表現との関連に議論が及び、こ の詩の場合には、個々の個性の良さ
 を謳っているのに、漸増法で盛り上げるのが本当に ふさわしいのかどうかが問題とな
 った。むしろバラバラであることを強調した方がこの詩の場合は良いのではないか、と
 いうのである。
5 学級としての脚本づくり
 立候補者に、各班の良いところを取って、家でまとめの創作をしてきてもらった。しか
し、前半には漸増法的な色彩が残っている。

 【1年4組脚本】
ソロ  「わたしと 1・2班 小鳥と 3〜6班 すずと」
  全員  「わたしと 小鳥と すずと」
   1班    わたしが両手を ひろげても、
 2〜4班 お空は ちっとも とべないが、
 5612班 とべる小鳥は わたしのように、
 全員   じべたをはやくは 走れない。

 1、2班 わたしがからだを ゆすっても、
 3〜5班          わたしがからだを ゆすっても、
 1・6班 きれいな音は でないけど、
 2〜4班        きれいな音は でないけど、
 5、6班 あの鳴るすずは わたしのように、
 1〜3班         あの鳴るすずは わたしのように、
 全員   たくさんなうたは 知らないよ。

 1,2班 すずと、小鳥と、それからわたし、
 3、4班         すずと、小鳥と、それからわたし、
 5、6班                 すずと、小鳥と、それからわたし、
 1,2班 みんなちがって、
 全員   みんないい。

 ★学級脚本の紹介★
 各学級の脚本を印刷し、3学級でそれぞれ読み合った。他の学級の様子に子どもたちは
たいへん興味があり、役割分担を確認して、すぐに声を出して読んだ。いろいろな意見が
出たが、次の諸点に集約された。
 ・ 脚本は細かく切りすぎると、読みにくい。
 ・ 要所要所を反復法で強調するのが、何を言っているのかよく分かって、良い。
 ・ ばらばらな追いかけ部分が、詩の内容と合っていて、なかなか良い。違うセリフは、
   あまり重ねないようにした方が良い。
 ・ 男女の分読も、内容に合わせて、どこかに入れたい。

 ★学年脚本の制作★
 これらの意見を参考にして、立候補者に学年脚本の原案を作ってもらった。各学級で音
読してみて、意見を聞きながら、さらに修正を加えた。そうしてできたのが、以下の完成
脚本である。学年練習では、班番号はクラス番号に読み替えた。

【学年完成脚本】
ソロ「わたしと 小鳥と すずと」 (金子みすず)
1 わたしが両手を ひろげても、
2 お空は ちっとも とべないが、
3 とべる小鳥は わたしのように、
4 じべたをはやくは 走れない。
全男      走れない。

5 わたしがからだを ゆすっても、
6 きれいな音は でないけど、
5 あの鳴るすずは わたしのように、
4 たくさんなうたは 知らないよ。
全女         知らないよ。

  3 すずと、
2 小鳥と、
1 それからわたし、
65 すずと、 小鳥と、             それからわたし、
43          すずと、 小鳥と、    それからわたし、
21           すずと、小鳥と、それからわたし、
654 みんなちがって、
321 みんないい。
34 みんなちがって
25  みんなちがって
16 みんなちがって
全員  みんないい!!

〔註〕分担の配列は、1組から6組までが横一列に並んだ隊形を想定して振った。右から
左へ・左から右へ、中央から周辺へ・周辺から中央へ、ソロと全体のバランスと、街のネ
オン・ライトの点滅をイメージした。

★まとめ★
 この実践がつないだものは、とかくバラバラになりがちな次の4つだと思う。
 1つは、教科―行事である。  行事の削減傾向の中での、一つの活路となろう。
 2つは、個人―班―学級−学年である。
 小を重ねて大を成し、下から積み上げて完成品を作る。このボトムアップ式が民主主義
の原点ではないか。やや、経験主義の這いずり回りのきらいはあるがー。
 3つは、〔理解〕領域―〔音声表現〕領域である。
 ひとつの領域は、他の領域に響くものでありたい。感性や勘だけより、言語化して意識
化させ、知育としての実質をもたせたい。
4つは、教師―生徒である。
 教師もこの世界ではまだアマチュアである。試行錯誤を重ね、生徒と横並びで取り組め
るところが、今日的で、逆に良い。
 中学校の授業は教科担任制なので、1クラスの展開で得た教訓を、次のクラスで生かす
ことができた。また、詩の表現技法とその効果をまとめて学習した後だったので、群読の
技法の論議でも「強調」「反復」「余韻」などの概念を使って議論できた。
 さらに、学級での読む練習を重ねたので、学年全体での練習は短くてすんだ。ただし、
大集団になると万事、動作は緩慢になりがちで、指揮者を置くなどしたが、テンポを保つ
のに苦労した。
 今後の発展としては、学年発表大会を、教科行事として授業時数としてカウントして公
然と行うことなどが考えられる。また、詩を自分で選んできて、それを有志グループで脚
本にするような取り組みを考えてもよいと思う。
 なぜなら、卒業式準備の、3年教室の廊下に詩を飾る作業で、子どもたちはとてもすて
きな詩を見つける審美眼を実証したからだ。
 群読化しやすい詩、しにくい詩という視点にも目を開かれよう。

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 ◆群読の実技講座◆
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  時 3月30日(日)13時〜16時
  所 名古屋市 瑞穂生涯学習センター(視聴覚室) 052-871-2255
     市内地下鉄 名鉄 名城線「堀田駅」北東へ400メートル
  講師 家本芳郎先生
  参加費 二講座で1000円
  申し込み
      電話  近藤 俊克(名古屋市立室小学校)052-802-5264
      メール 池田 憲一  FZA03443@nifty.ne.jp
    * なお、当日は午前10時から 家本先生による
       講座「あなたも授業のプロになれる」があります
  参加費 二講座で1000円
     主催 名古屋市生活指導研究会