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日本群読教育の会 会報 18 号 2002.10.1
●目次●
来年の大会の現地実行委員長は姫野賢一先生
会場予約しました
群読実践のレポート
参観日に群読の授業/坂尾知宏先生
教科書の詩「おおきくなあれ」を群読/長塚松美先生
群読脚本「人間の勝利」
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◆来年の大会の現地実行委員長は姫野賢一先生◆
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来年の大会の現地実行委員長は姫野賢一先生です。実行委員には九州の会員があたることになります。
◆会場予約しました◆
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8月29日、来年度の大会候補地の大分県由布院に行ってきました。大分の姫野・河野・中山の3先生とともに。場所は「湯布院ハイツ」です。3先生が選んでくれました。その湯布院ハイツを来年度大会の会場として利用することに決定し、契約してきました。2003年7月30日です。
場所はちょうど別府から由布院へ行く山並道路の途中に、湯布院を一望できる「さ霧台」という場所がありますが、その真下、由布院の入り口に立つホテルです。施設も完備していて申し分なし。広大な敷地と温泉、露天風呂もあり、眺望絶佳、由布岳を見上げる位置にあります。広い駐車場も完備し、家族連れにはもってこいの場所です。互助会の券も利用できます。
ところで、別府に日本一のコーヒー店がありました。そこのメニューに「琥珀の女王」というダッチコーヒーがあります。これがじつにうまいのです。 由布院の行きか帰りにぜひ寄って飲んでみてください。この店のことは河野先生がきつと語ってくれるでしょう。
来年はいろいろと楽しみの多い大会になりそうです。
◆参観日に群読の授業◆宮崎の坂尾知宏先生の実践レポート
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………………そんな中、先週の木曜日に参観日がありました。
夏の全国全国大会に刺激され、群読の授業をやってみたくなったので、群読をこの学年で初めてやってみました。
群読の導入として、どの教材を持ってくるとその面白さを伝えられるか考えました。自作の教材も作れないものかと思案しましたが、そうそう簡単には作れるものではないと実感しました。そこで、初めて群読に触れる子どもたち(保護者たち)に1時間の授業の中で群読を楽しんでもらえるような教材の配列の仕方を考えてみました。
実践は以下の通りです。
1「地引あみ」を斉読
2 バックコーラス付きの「地引あみ」
3 掛け合い付きの「地引あみ」
全国大会と同様、斉読→群読と、厚みを増していくことの楽しさを実感してもらいました。子どもたちというより、聞いていた保護者が「うんうん」とうなづいていたのが印象的でした。
4 どっちの学校 いい学校
次に、子どもたちにアレンジすることを楽しんでもらおうと、「どっちの学校、いい学校」をクラス全員でやりました。クラスを5班に分け、ソロは教師がやりました。多少の身振り・手振りを入れたことで子どもたちの表現力が一気に爆発したという感じで大変盛り上がりました。
5 はやく はやく
最後に、家本先生の群読会報の中のふたり読み教材、「はやく はやく」を使わせていただきました。2人でも群読はできるということを分かってもらいたいのと、保護者の苦笑する姿が目に浮かんだので、参観日にはもってこいの教材だと思いました。
今回は、男子全員、女子全員の2つのグループに分けて群読しました。最初Aを男子、Bを女子でやり、その後、Aを女子、Bを男子でやってみました。Bを男子でやってみた方が、Bのせりふに感情がこもっていたように思います。実体験にもとづいているから??と思いました。
時間があれば、Aを保護者、Bを子ども全員でやってみてもおもしろいかなと思いました。(Aを女子バージョンでは、ぼく→わたし の他に、おじいさん→おばあさんと言い換えないといけないということも後で気付きました。でも、これはこれでうけていました)
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☆ はやく はやく
読み方 Aは男子、Bは女子のふたりで読む。
Aが女子でもよい。女子だったら「ぼく」のところを「わたし」と読む。
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2学期から、クラスの中に「詩」の係というのがスタートしました。1学期にも私から提案したのですが、子どもたちの意見でカットされました。今考えてみると、学年当初は、詩の楽しさ・面白さについて教師が意図的に伝えていく必要があるように思いました。
しかし、1学期中にいろいろな詩を紹介してきていたので、2学期はやる気のある子どもが自分から希望して「詩」の係になりました。 そして、朝の会の時間に、「詩」の係を中心として、毎朝群読をすることになりそうです。これからどういう展開をしていくのか楽しみにしているところです。
◆教科書の詩「おおきくなあれ」を群読◆神奈川の長塚松美先生の実践レポート
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2年生の教科書に載っている「おおきくなあれ」という詩を、群読に仕上げてみたくて次のような脚本を作りました。
★原作★
おおきくなあれ さかた ひろお
★群読脚本★ 『おおきくなあれ』 さかた ひろお
のりのりで、声を揃えて楽しみました。おまけに、3番・4番…と、子ども達の発想で、続きまで作っちゃいました。
ミカン→きいろくなれ
ピーチ→まるくなれ
チェリー→まっかになれ
イチゴ→おいしくなれ
まだまだ作りたそうでしたが、やめておきました。
加えて、「はいれ、はいれ」としたところ、大成功です。ひときわ声が大きくなりました。
◆群読脚本「人間の勝利」◆
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<解説>
1 「人間の勝利」は、わたしの学校の行事で群読された作品である。5、6人の子ど もたちで群読した。ここでは4人で重々しく読むようにした。一語一語に力と思いを
こめて読む。「きどり読み」で読むといいだろう。
2 冒頭の「A 人間はみな苦しんでいる」の後から音楽が入る。
3「一切を」のところは「追いかけ」